「新潟2歳S・G3」(30日、新潟)
新馬戦-
ダリア賞と連勝中の
ブルーバードが、無傷3連勝での重賞Vを狙う。
小さな馬体に備えられた鋭い決め手が最大の武器。初戦、2戦目ともに上がり3Fはメンバー最速をマーク。エンジンがかかってからの加速力は抜群で、きっちりとラ
イバル勢を差し切った。
コンビを組む柴田大は、「コントロールが利きますし、追いだしてからの反応もいいですね」と素質を高く評価する。2戦ともスタートひと息で後方からの競馬になっているが、「現状はこれでいいと思います」と、2歳馬だけに長所を最大限に生かすことを最優先に考えているようだ。
暑さに加え、中2週での競馬とあって、この中間は軽めの調整。管理する中舘師は「前走からの回復を見ながらやっていますが、体はできていますよ」と好調キープを強調する。そして、デビュー2戦を振り返り、「攻め馬の感じから切れる脚を使えそうだと思っていたけど、競馬では想像以上に切れましたね」と目を細める。
舞台は新潟外回りのマイル戦。距離が1F延びるが、「自分の形に徹して、あとはどんな競馬ができるかですね」と指揮官。自慢の末脚は、長い直線で威力倍増。豪快に差し切って輝く未来を切り開く。
提供:デイリースポーツ