8月30日(日)に新潟競馬場で行われる新潟2歳S(GIII)に出走予定のフラーズダルム(牝2、栗東・松永昌博厩舎)について、追い切り後の三浦康徳調教助手のコメントは以下の通り。

「(前走は)使う前はちょっとテンションが高くて大丈夫かな、というところがあったんですけど、走り自体が悪い馬ではないので、攻め馬通りに動いて勝ってくれたと思います。牝馬でテンションが高い所があることだけはすごく心配だったので、無事にそこをクリアして、良いパフォーマンスをしてくれたので良かったと思います。

(前走後は)一旦放牧に出して、牧場でしっかり調整してくれました。帰ってきたときは前回のようなテンションの高さは無くて、追い切りごとにちょっとずつテンションは上がってくるんですけど、前回の競馬に使う前くらいのテンションにはならずに、上手に調整できていると思います。

先週は福永騎手に乗ってもらって、反応を確かめてもらいました。『少し重いかな、と思って、ゴール板を過ぎてしっかり追っておきました』ということだったので、今週は坂路で終いだけ確認しよう、ということになりました。馬場が重い時間帯だったんですけど、最後はしっかり反応してくれた、ということで良かったと思います。

(長距離輸送、という問いに)問題はそこだけ、ですね。2歳牝馬ですし、長距離輸送をしたことがないので、テンションの問題になってくると思います。前回の競馬を見る感じだと、抜け出してまだ余裕もあったので、直線が長くなって、まだゆっくり運べる感じなので大丈夫かな、と思います。馬場状態は乾いている方が良いと思います。(良馬場になれば)良い勝負になるかな、と思います。

(セールスポイントは)まじめに走るところですかね。

(前走後は)力みはなくなっているのが一番大きな成長だと思います。しかし、初めてのことなんで、状態的なものは別として、そこだけが心配なので、あの馬の走りをしてくれれば良い結果になると思います。

新馬戦を勝たせてもらって人気もすると思うんですけど、一生懸命、厩舎の皆で頑張りますので、応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI