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【小倉サマージャンプ予想】若きホープ森一馬騎手とスプリングボックスに期待/JRAレース展望

  • 2020年08月28日(金) 20時00分
 明日は小倉競馬場でJ・GIIIの小倉サマージャンプが行われる。夏恒例のジャンプ重賞で、過去には障害重賞8勝・コウエイトライオジュウチョウサンの名ライバルアップトゥデイトマーチS勝ち馬・ソロルなどが制覇してきた。今年は14頭立てで行われる。

 小倉競馬場はローカル競馬場ながら固定障害が設置されており、その高さ1.4mは京都や阪神と変わらない。そのため、ある程度の飛越の上手さが求められるだろう。また、襷コースがあるため、ここでのポジション争いなど騎手同士の駆け引きも見どころだ。

 中心はスプリングボックス。3走前の京都ハイジャンプこそ前半の障害で着地時に躓いて落馬・競走中止したが、ここ2走は安定した飛越。前走・東京ジャンプSではダートコースを横切って芝コースに入るコーナーを最内で上手く立ち回る器用さも感じられた。鞍上の森一馬騎手は昨年のJRA賞最優秀障害騎手に輝いた若きホープ。人馬ともに期待がかかる。

 マイネルレオーネは2走前に障害オープン初勝利。オープン入り後は2着4回、3着1回、5着以下4回と惜敗のレースも多かった悔しさを晴らすかのような8馬身差の圧勝だった。これまでは最後に差してくるレースもあったが、この時は早め先頭からリードを広げる形。重賞初挑戦となった前走・京都ハイジャンプは勝ち馬からは離されたものの4着。小倉と同じく固定障害&襷コースのある福島で勝利実績があるし、平地で4勝を挙げた脚力も魅力だ。

 タガノグルナは障害初戦だった2走前を勝ち、前走・三木ホースランドジャンプSは逃げて3着。途中、襷コースの出口付近で後続馬に並びかけられるシーンもあったが、再び2番手以降を離して逃げると、最後も粘りに粘ってオープン初戦ながら結果を残した。気分よく行けなかった場合にどうなるかだが、重賞初挑戦となるここで上位に食い込んでも不思議はない。

 トゥルーハートは半年ぶりの実戦だが、昨秋の阪神ジャンプSで4着と重賞でも上位に食い込む馬。また、前走・東京ジャンプSのゴール前、鋭く追い込んできたマンノグランプリや、サウスオブボーダーハルキストンシゲルロウニンアジなども気になる存在。

 小倉サマージャンプは明日29日小倉8R、13時40分発走予定。

(文:大恵陽子)

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