「新潟2歳S・G3」(30日、新潟)
先週とは一変していた。
ハヴァスは27日、栗東CWで単走での半マイル追い。気性の難しさを考慮し、僚馬に角馬場から馬場入りまで誘導された。テンはゆっくり入ると、スムーズに加速し、最後まで脚さばきは軽快。4F54秒0-37秒3-13秒4をマークした。21日の栗東坂路での1週前追い切りは、4F53秒6-39秒9-14秒7とチグハグに終わったが、キッチリと修正してきた。
橋口師は「先週よりうまくいきましたね。ゆっくり下ろせたのが良かった。できれば、最後の1Fが一番速くなれば良かったんですが」と満点とはいかずとも、及第点の内容にうなずく。「
バランスや口向きは悪くないんですが、一生懸命過ぎるというか、走りだすとそれに集中してしまう。あとは競馬でどうかですね」と、本番での精神面を課題に挙げた。
「乗り味もいいし、トモの推進力はすごい。力的にはかなりの馬。気性以外は100点」と性能の高さは師も認めるところだ。「正直、中3週では時間が短いし、前走よりコントロールが利かない可能性はある。ジョッキーにはそこだけ気をつけてと伝えます」。2戦続けて手綱を取る丸山がスムーズに力を引き出せば、自然と重賞制覇に近づくはずだ。
提供:デイリースポーツ