30日に札幌競馬場で行われる
キーンランドC(3歳上・GIII・芝1200m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる4回の馬券絡みが11番。3回で4番、7番、12番が続き、2回が5番、8番、10番、13番、14番、16番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-0-17 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 1-0-3-13 複勝率23.5% 複勝回収率105%
3枠 0-2-0-17 複勝率10.5% 複勝回収率31%
4枠 2-3-0-15 複勝率25.0% 複勝回収率42%
5枠 1-1-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率53%
6枠 3-1-1-15 複勝率25.0% 複勝回収率90%
7枠 2-1-3-14 複勝率30.0% 複勝回収率79%
8枠 1-2-1-16 複勝率20.0% 複勝回収率56%
【4歳以上かつ前走1200m以上】
1枠 0-0-0-14 複勝率0.0% 複勝回収率0%
2枠 0-0-1-11 複勝率8.3% 複勝回収率78%
3枠 0-0-0-11 複勝率0.0% 複勝回収率0%
4枠 2-2-0-13 複勝率23.5% 複勝回収率35%
5枠 1-1-2-12 複勝率25.0% 複勝回収率66%
6枠 3-1-1-11 複勝率31.3% 複勝回収率112%
7枠 2-1-3-11 複勝率35.3% 複勝回収率93%
8枠 0-2-1-10 複勝率23.1% 複勝回収率72%
まず、枠順別成績を全体的に眺めると、勝ち馬は4枠より外である場合が多く、1〜3枠は1〜3人気の支持を集めた馬が延べ10頭いながら1勝止まりと苦戦している様子がうかがえる。特に1枠は第1回となった06年以降でも「0-0-2-21」と連対例がない。
また、1〜3枠から3着以内に好走した6頭のうち3頭が前走新潟芝1000mで、残る3頭のうち2頭が3歳馬(09年
グランプリエンゼルは4位入線も降着によって繰り上がり3着)だった。同枠順の4歳以上は上位人気馬でも不振傾向にあるので、実績馬でも過信せずに疑ってかかるべきだろう。