「小倉2歳S・G3」(6日、小倉)
モントライゼが小倉の2歳王者の座を射止める。デビュー戦は九州産の星・
ヨカヨカに頭差で敗れたが、続く前走は衝撃の勝ちっぷり。ゲートをポンと出るとスピードの違いでハナへ。道中は小気味良く好ラップを刻み、直線では懸命に追われる他馬と対照的に、馬なりのまま後続を突き放す一方。2着に1秒7差をつけた。
「新馬戦を使って1カ月在厩していたので、気が張っていた」と松永幹師が振り返るように、万全ではない中での圧勝劇。それだけに今回の上積みは大きい。1週前追いを見届けた指揮官は「前半で控えることができました。リフレッシュしていい感じで戻って来ています」と納得の表情。初タイトルへ向け、臨戦態勢は着々と整っている。
「普段の調教から、距離もいずれは持つのではないかという雰囲気がある」。将来的にはス
プリンターという枠を楽に飛び越えてほしい-。前走のパフォーマンスが本物なら、ここは通過点のはずだ。
提供:デイリースポーツ