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【札幌2歳S展望】近年は上がりが掛かっている2歳中距離戦、注目はあの馬

  • 2020年09月02日(水) 06時00分
 翌年のクラシックを目指す中距離タイプの夏場の大目標という位置づけで、かつてはロジユニヴァースゴールドシップというクラシック馬がここに登場したこともある。ただ、12年の北海道開催短縮で施行時期が繰り上がって以降は、翌年以降のGIを賑わせる有力馬の出走は減少傾向にある。

1.上がりが掛かるようになっている

 10〜14年(13年は函館開催のため除く)はレースの上がり3ハロンタイムが平均36秒2なのに対し、15〜19年は36秒9。また、ここ2年は37秒台となっており、上がりが掛かるようになってきている。これも影響してか近年は、父がゴールドシップNew Approachハービンジャーなど、スタミナ豊富な血統の馬がよく活躍している。

2.レース経験に注目

 上がりが掛かるタフなレースということもあり、比較的負荷の掛からない新馬戦しか経験のない馬が人気以上に走ってくるケースはあまりない。対して、既に未勝利やオープンを経験していた馬からは、昨年5番人気で制したブラックホール、一昨年6番人気で勝利したニシノデイジー、16年10番人気で2着のブラックオニキス、15年8番人気3着のクロコスミアなど、馬券妙味のある好走がしばしばある。

3.前走3番人気以内の馬

 函館開催だった13年を除く過去9年、前走で1〜3番人気だったという馬が[9-9-8-54]で複勝率32.5%と圧倒的な成績を残している。対して、前走4番人気以下は[0-0-1-41]。3着が1回あるだけでさっぱりの成績。前走で上位人気だった馬が中心となる。


 ウインルーアは2戦目で変わり身を見せて初勝利。開幕週の時計の出る馬場だったので勝ち時計は鵜呑みに出来ないが、平均ペースの中でしっかり末脚を使ったことは評価できる。また、控える競馬を経験していることも、多頭数になる上ではアドバンテージとなるはず。ゴールドシップ産駒であるから、前走よりタフな馬場でも力を発揮できるとみて中心視したい。

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