「
新潟記念・G3」(6日、新潟)
重賞初制覇を目指す
ワーケアが2日、美浦Wでの併せ馬で軽快なフットワークを披露。ケイコ駆けするタイプではなく、時計や動きはさほど目立たないものの、ダービー8着以来となる実戦できっちり結果を出したいところ。今後の進路を決める大事なレースで、古馬相手に最高のパフォーマンスを見せる。
さあ、雪辱の秋へ-。
ワーケアが同世代のラ
イバルに先んじて、ここから
リスタートする。
8月中旬に美浦へ帰厩後、順調に調整を進めてきた。最終追い切りは、美浦Wで
ライバーバード(6歳2勝クラス)と併せ馬。道中は3馬身ほど後方を進み、4コーナーで内へ潜り込む。引っ張り切りの相手に対し、ラスト1Fは気合を注入。手応えでは僚馬に劣ったが、最後までしっかり脚を伸ばし、5F68秒9-40秒5-12秒7で併入に持ち込んだ。
「春先から、調教では渋い感じなんで。それでも体つき、馬の雰囲気はいいですよ」と手塚師。春より一回り大きくなった印象の同馬に「背中の使い方が良くなったね」と、ひと夏を越しての成長を感じ取っていた。
春は始動戦の
弥生賞ディープ記念2着から
皐月賞をパスして、ダービーへ直行。3番人気という高い支持を受けたが、8着に敗れた。古馬と初対戦になる今回は、秋の戦い方を見極める上で重要な一戦となる。
「重賞クラスで世代差がどこまであるのか。ハンデが53キロなので、そこは恵まれたと思っています。速い時計を持っていないので、(最終週で)少し時計がかかるくらいの方が良さそう。ここの走りで今後の方向を決めます」
ホープフルS3着など、3歳世代ではトップクラスの実力馬。秋をにらみつつ、不完全燃焼に終わった春の悔しさを、まずはここにぶつける。
提供:デイリースポーツ