「
新潟記念・G3」(6日、新潟)
宝塚記念12着以来の
カデナは2日、栗東坂路で鋭い走りを見せ反撃態勢を整えた。
カデナは栗東坂路で単走追い。開門直後の大混雑のあとで馬場状態はやや荒れ気味だったが、軸が安定した力強いフットワークで真一文字に駆け上がってきた。4F53秒5-37秒9-12秒5。見届けた中竹師も「真っすぐ、しっかりしたフットワークだった。一歩一歩、迫力があったね」と高く評価した。
仕上がりには納得の表情を浮かべる指揮官だが、トップハンデの58キロにはやや不満の様子を隠さない。2月の
小倉大賞典V、続く
大阪杯での4着が評価されたのか、3着だった昨年のこのレースからは1キロ増となった。「ハンデは想定外だよ」と思わずボヤキがこぼれる。
それでも秋の大舞台へ向けて、ここはきっちり結果を出しておきたいところ。前走の
宝塚記念では、稍重の馬場に切れ味をそがれて12着に敗れただけに、良馬場で競馬できることを狙って新潟に参戦する。
「(新潟は)夏場の方が馬場がいいことが多いからね。野芝の根がしっかり横に張っている方がいい」とトレーナー。新潟外回りの長い直線で、鋭い差し脚を発揮する。
提供:デイリースポーツ