9月6日に行われる
新潟記念(3歳上・GIII)の舞台となる新潟芝2000m外。このコースについて解説していく。
新潟芝コース外回りの1周距離は2223m(Aコース使用時)で、日本最大のスケールを誇る。直線の長さは658.7mで、これも次位の東京を130m上回り、長いで究極の瞬発力勝負が繰り広げられる。
ちなみに内回りコースは1周距離1623mで最後の直線が358.7m。平均サイズではあるものの、外回りコースとの差が大きいため、新潟コースに実績がある馬でも、それが内回りでのものか外回りでのものかをしっかり吟味する必要がある。
新潟芝2000mは内回りと外回りがあるが、
新潟大賞典は外回りを使用。
向正面直線を延長したポケットからのスタートで、これは芝1400m(内回り)と同じ位置となる。初角となる3コーナーまでは948mと非常に長い。向正面の後半から3コーナー入り口にかけて1.7mほど上り、そこから4コーナーにかけて下る。直線に入っても緩やかに下り、残り320m地点からゴールまではほぼ平坦になる。ゴール前直線は日本最長となる658.7m。ワンターン(コーナー2つ)の芝2000mは、この新潟だけだ。
初角までの距離はあるが、さすがに長い直線を意識してか、前半のペースは緩みやすい。とはいえ、開催最終日で馬場も傷んでいるため、差し・追い込み決着に振れることも少なくない。
3回新潟は全8日間を通してAコースを使用。つまり
新潟記念は2回新潟から引き続いてAコース使用14日目ということになる。夏の新潟とはいえ、これだけの連続開催となると、さすがに馬場の傷みは否めず、実際に、開催中盤からは外を回った差し、追い込み勢の台頭が目立っている。先週日曜は9R
五頭連峰特別(2勝クラス・芝1600m)では18番が4番人気1着し、17番が16番人気3着。10R
朱鷺S(OP・芝1400m)では17番が7番人気2着し、18番が6番人気3着。11R
新潟2歳S(GIII・芝1600m)では11番が2番人気1着と、内回り外回りを問わず8枠が大活躍。
新潟記念も外からの差し馬優勢か。