5日に札幌競馬場で行われる
札幌2歳S(2歳・GIII・芝1800m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、函館競馬場で代替開催された2013年はデータの集計対象外とした。
過去10年、馬番別では最多となる8回の馬券絡みが11番。次点で3回の3番、13番が続き、2回が1番、2番、5番、6番、7番、14番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-0-2-8 複勝率20.0% 複勝回収率28%
2枠 1-0-1-8 複勝率20.0% 複勝回収率56%
3枠 3-0-1-13 複勝率23.5% 複勝回収率55%
4枠 1-0-1-17 複勝率10.5% 複勝回収率61%
5枠 1-1-2-16 複勝率20.0% 複勝回収率57%
6枠 0-1-1-18 複勝率10.0% 複勝回収率32%
7枠 3-4-0-13 複勝率35.0% 複勝回収率98%
8枠 1-4-2-13 複勝率35.0% 複勝回収率150%
【前走上がり3F1位】
1〜3枠 4-0-4-13 複勝率38.1% 複勝回収率85%
4・5枠 0-0-0-16 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6〜8枠 4-5-2-16 複勝率40.7% 複勝回収率125%
【前走上がり3F2位以下】
1〜3枠 0-0-0-16 複勝率0.0% 複勝回収率0%
4・5枠 2-1-3-17 複勝率26.1% 複勝回収率100%
6〜8枠 0-4-1-28 複勝率15.2% 複勝回収率67%
まず、
札幌2歳Sは最大14頭立てで行われるため、必然的に1枠は馬番1番、2枠は馬番2番の成績となる。
特筆すべきは馬番11番の成績で、昨年も
サトノゴールド(3人気)が2着に好走しており、馬券圏外に敗れた2回も16年
エトルディーニュ(9人気4着)、18年
クリスタルバローズ(11人気6着)、と健闘ぶりが際立つ。
ほか、前走の上がり3Fに注目すると、枠順別成績にも偏りが見られた。前走上がり3F1位を記録していた馬は顕著な成績を残しているが、4・5枠を引いていた馬に限れば、すべて馬券圏外に敗れている。上位人気に推されていた馬も少ないとはいえ、情報として頭の片隅に入れておきたい。