旭岳賞は、2015年創設の新設重賞。当初は1600mで行われていたが、2018年から2000mへと変更になった。2019年から格付けがH3からH2に格上げとなっている。第6回目を迎える今年は、
JRAから移籍後2連勝の
ルールソヴァールをはじめ、11頭で争われる。
◎は
ルールソヴァール。
JRA時代には交流重賞の
佐賀記念を制した実績通りに、ホッカイドウ競馬に転入後は2連勝と実力を見せつけた。特に前走の
モーリス・プレミアムでは南関時代に
羽田盃に優勝した
ヤマノファイト、昨年の道営記勝ちの
リンノレジェンドらを一蹴しており、ここは3連勝濃厚と見た。2000mに距離は延びるが、
佐賀記念で克服済みで心配ない。
○に
ヤマノファイト。南関時代にはクラシックの
羽田盃に優勝。ホッカイドウ競馬時代にも重賞2勝しており、このメンバーの中でも能力は上位。
ルールソヴァールに敗れた前走は休み明けだったし、ひと叩きされた今回はもっと差が詰まるのではないだろうか。
▲は
コパノリッチマン。2走前に門別の
王冠賞で
アベニンドリームを破り重賞初制覇。前走は大井に遠征し、重賞の
黒潮盃で2着と充実振りが目立つ。今回は古馬相手になるが、成長力と勢いで上位争いを期待したい。
△に
ステージインパクト。今回と同じ条件の
赤レンガ記念を4走前に制しているように、1800mよりも2000mの方が合っている。得意の条件なら上位進出も可能。
3連勝を狙う
ルールソヴァールを
ヤマノファイトが阻止できるのか。そして3歳馬の
コパノリッチマンがこの2強に食い込むことができるのか。注目の
旭岳賞は9月10日(木)、20時35分発走。
(文:佐々木祥恵)