秋競馬が開幕した。明日13日は
セントウルS(3歳以上、芝1200m)が中京競馬場で行われる。
今秋から京都競馬場が改修工事に入る影響で、例年の阪神から中京に開催場が変わる。左回りへの変更がプラスに出る馬もいるかもしれない。
中心は
ダノンスマッシュ。前走・
安田記念は8着に敗れたが、残り300m付近までは踏ん張ってのもの。
3歳夏に軸足を1200mに移して以降、さらに才能が開花した馬で、ス
プリント戦で掲示板を外したのは
香港スプリントと今年の
高松宮記念のみ。
父
ロードカナロアは暑さが苦手で、
セントウルSの時も陣営は気を遣ったようだが、ここ数日は暑さが和らいでいるのは好材料だろう。ふたたびの1200m戦で期待が寄せられる。
シヴァージはダートでデビューし、昨年末に満を持して芝に転向。元々は芝での活躍を期待されてアメリカのセリで購入された馬で、いずれも芝1200mだった近4走は上がり3F最速の末脚を繰り出している。
前走の
函館スプリントSも2番手の
ダイアトニックが勝つ展開を後方から4コーナーで大外を回って5着。開幕週の馬場が気になるが、末脚はピカイチだ。
3歳馬の
ビアンフェは5月に
葵Sで逃げ切り勝ち。豊富なスピードと最後まで粘れる力を持っている。初の古馬混合戦となる今回は、逃げずに好位でレースを運ぶ可能性も陣営からは出ているが、逃げなくても強さを発揮できるだろう。
高松宮記念で1位入線も、4着降着となった
クリノガウディーは得意の左回り1200mで力を示したいところ。ここ2走はともに2桁着順で案外な結果に終わっているが、新馬戦でもコンビを組んだ
森裕太朗騎手と重賞制覇のシーンが期待される。
また、昨年の
高松宮記念覇者
ミスターメロディや
北九州記念6着の
トゥラヴェスーラにも期待。
セントウルSは明日13日中京11R、15時35分発走予定。
(文:大恵陽子)