1956年創設の重賞オータムハンデキャップが前身で、1959年には京王杯オータムハンデキャップに、さらに1998年に
京成杯オータムハンデキャップに改称されている。また4戦でポイントを競ってきたサマーマイルシリーズの最終戦にもなっている。第65回を迎える今年は、春に
ニュージーランドトロフィーを制した
ルフトシュトロームや、
桜花賞3着の
スマイルカナなど3歳勢はじめ、16頭で争われる。
◎に
ルフトシュトローム。初の左回りとなったGIの
NHKマイルCでは5着と敗れたが、決して大崩れしたわけではない。新馬から
ニュージーランドトロフィーまで3戦3勝と中山のマイルは
パーフェクトの成績でこの条件は大歓迎。斤量54キロも有利に働くだろうし、得意の舞台で古馬を一蹴する可能性大とみた。
○に
スマイルカナ。先行したいこの馬にとって大外枠がどうかだが、前走の
米子Sではハナを切らず好位からの競馬で勝てたのは大きな収穫。前走の50キロより2キロ増となるが、52キロなら外枠をうまくこなせば勝ち負けになる。
▲に
アンドラステ。デビュー以来掲示板を外したことのない堅実派。オープンに昇級初戦の
エプソムCで4着、前走の
関屋記念で3着と重賞でも十分戦えるところを示した。53キロのハンデも味方しそうで、上位争いを期待したい。
△は2頭。3歳時に
桜花賞2着、
秋華賞3着の実績が光る
シゲルピンクダイヤ。54キロのハンデは手頃だし、初重賞制覇を狙う。もう1頭は
トロワゼトワル。春に
ヴィクトリアマイルで
アーモンドアイの4着と健闘したものの
中京記念では17着と大敗。だが
関屋記念で2着と巻き返し、調子を上げてきたここで連覇を狙う。
斤量有利の3歳馬2頭にマイル得意の古馬たちがどのような戦いを繰り広げるのか!?
京成杯オータムハンデキャップは、9月13日(日)、15時45分発走。
(文:佐々木祥恵)