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【門別競馬情報】世代トップクラスの末脚で重賞初Vにリーチ!? 快足10頭が初タイトル懸けて激突「第20回イノセントカップH3」/地方競馬情報

  • 2020年09月24日(木) 12時30分
 第12回開催の最終日を彩るメイン(最終)12Rは、2歳馬の1200m重賞「第20回イノセントカップH3/JBC協会協賛『シャンハイボビー』賞」です。6F戦ではありますが、1F短い1000mでより高い適性を示している印象の出走馬も少なくなく、ここは2歳のスプリント重賞らしく序盤から速く、激しい流れになることが想定されそうです。

 ということで、展開面も後押しになりそうなのがリーチ。出遅れた栄冠賞H2では、やはり序盤から速めに流れるなか4角中団の外から直線でグイグイ末脚を伸ばし、押し切ったサイダイゲンカイまで0秒2差の3着まで迫ってみせました。その後もゲートは安定しないものの、追い出されての伸び脚は今季デビュー馬の中でも完全にトップクラス。前走JRA札幌の2歳オープン「すずらん賞/芝1200m」でも序盤で最後方に置かれ万事休すと思われたところから、これまた4角から直線でグングン鋭進。ゴールではなんと、勝ち馬から0秒5差(7着)のところまで迫っていました。この破壊力ある末脚は、出遅れても鞍上が腹を決め、慌てず騒がず脚を溜めることによって生み出されている可能性も大きそうなだけに、逃げ・先行タイプの馬とは違って出遅れ続きを懸念する必要はそれほどないのでは、とも感じさせます。

 今回は新コンビ・服部茂史騎手55キロで臨む一戦。道中ギリギリまで脚を溜めさせ、直線で一気に弾けさせる騎乗技術にも長けたジョッキーだけに、レース前から「名コンビ誕生」とも思わせるリーチ&服部茂。上位人気に推されるのは間違いなく、ここはその支持に応えての重賞初Vに期待が懸かります。

 このところ一戦ごとにパフォーマンスが進化し続けているチサットも、ここは重賞初Vの好機でしょう。旭川で重賞を2勝し、移籍した南関東では牝馬2冠を達成、東京ダービーに駒を進め1番人気に推された(結果は4着)名牝ネフェルメモリーの牡駒で、父もダートグレード競走で圧倒し続けたスマートファルコンという血統馬です。4走前に叩き出した1200m(重)=1分13秒3の走破時計は、メンバー中で同距離の最速タイムでもあり、引き続き上位争いの期待が高まります。

 このほか、2勝馬のサラコナンウワサノシブコ、1000mの新馬でスピード能力を強く印象づけたハートプレイスモズアンビリバボーら魅力的な2歳馬10頭が全馬「初タイトル」を懸けてぶつかります。

 第20回イノセントカップH3の発走時刻は20時35分。ゲートインを楽しみにお待ち下さい!

(文:ひだか応援隊)

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