飽くなき向上心が、自らを突き動かす。JRA通算600勝まであと「2」と迫った藤岡康太騎手(31)=栗東・フリー。中堅ジョッキーとなった今も、日々精力的に調教に汗を流す。「もっとうまくなりたいし、勝ちたい気持ちは強いですね」と、決して満足することはない。
今年は、24日時点で全国リーディング22位の34勝。3月のマーチSでは
スワーヴアラミスでJRA重賞通算20勝目を挙げたが、「勝ち鞍にしても、重賞にしても物足りないですね。まずは一つ一つ。今まで通り、目の前の仕事を一生懸命頑張って、少しでも早く達成できれば」と、地に足を着けて節目の勝利を目指すだけだ。
日曜中京メインの
神戸新聞杯は
メイショウボサツで挑む。「中京で2勝とコース相性もいい。メンバーは強いけど、ここでもという気持ちはあります」と上位争いを意識する。
「北海道もそうでしたが、目立つ活躍をする若い子も出てきて刺激になります。ただ、刺激を受けるだけでは駄目。秋開催でいい結果を出したい。その上で信頼を得られるのが一番ですね」。来たる勝負の季節に向け、さらにギアを上げていく。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ