下半期のGIシリーズに向けた前哨戦と位置付けられているレース。すでに大レースで好走したことのある実績馬はもちろん、夏のあいだに頭角を現した新興勢力のパフォーマンスも見逃せません。現役調教師の通算成績を見ると、
国枝栄調教師が3勝、
藤沢和雄調教師が2勝をマークしています。
今年は、今年度
JRAリーディング1位(着度数順・9月21日終了時点。以下同)、昨年度
JRAリーディング2位の
矢作芳人厩舎から
ステイフーリッシュが、今年度
JRAリーディング8位、昨年度
JRAリーディング7位の
国枝栄厩舎から
オウケンムーンと
カレンブーケドールが、今年度
JRAリーディング77位、昨年度
JRAリーディング11位の
高野友和厩舎から
センテリュオがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価し、そのなかから、とくに注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回は、3度のGI2着がある
カレンブーケドール、前走の
七夕賞を快勝した
クレッシェンドラヴ、今年の
AJCCで2着に食い込んだ
ステイフーリッシュ、GIIを2勝している
ミッキースワローなどに注目が集まりそう。今回はこのなかから、
ステイフーリッシュの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:
ステイフーリッシュ■調教師:
矢作芳人■想定騎手:
田辺裕信■間隔:17
■場所:×
■条件:▲
■ローテ:×
■騎手:▲
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上である。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満であり、なおかつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
【注目馬解説】
矢作芳人調教師は中山のレースで複勝率26.5%、複勝回収値93円、9週以上(中8週以上)のレースで複勝率24.7%、複勝回収値70円。決して悪くはないが、いずれもこの厩舎としては物足りない数字にとどまっている。戦績に安定感があることもあって、今回は穴人気してしまいそう。過信禁物と見ておきたい。
記事本文では、「厩舎パターン式出馬表」として全登録馬の評価を公開中。また、上記以外にも3頭の注目馬解説を収録しました。「調教師&騎手別評価」も見逃せません! 出走全頭の厩舎必勝パターンは以下よりご覧いただけます。