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【姫山菊花賞予想】重賞馬センチュリオン、園田で地方重賞初制覇へ/NARレース展望

  • 2020年10月01日(木) 11時00分
 今日1日、園田競馬場で重賞・姫山菊花賞(1700m)が行われる。南関東・北陸・東海・近畿交流の一戦で、浦和から2頭、笠松から1頭を迎えた11頭立てで行われる。

 中心はJRA時代にマーチS勝ちのあるセンチュリオン(浦和)。昨春、浦和に移籍後は南関東の重賞で2着3回、3着2回とタイトルへあと一歩まできている。特に昨年のJBCクラシックではチュウワウィザードオメガパフュームに続く3着と地力の高さを見せた。ここ2走はマイルで後方からとなるも、上がりの脚はしっかり使っている。園田は初めてとなるが、地元・浦和で小回りコースを経験しているため、問題はないだろう。

 対抗は地元のジンギ。春の兵庫大賞典は初の古馬重賞で、今後への試金石になると思われたが、いきなり2着に健闘すると、8月の摂津盃を制覇。兵庫では3歳で重賞制覇など活躍しながらも、古馬混合になるとなかなか勝ち切れない馬も多い中、いきなり頭角を現した。ここでも間違いなく上位争いをするだろう。元々はJRAで競走馬登録を受けていたが、前進気勢が乏しく、未出走のまま兵庫へ移籍した馬。それゆえ乗り難しい一面もあり、主戦の田中学騎手が騎乗停止により、赤岡修次騎手(高知)へ乗り替わる点がどうかだが、当地では「優勝請負人」とも言われる一人。その手綱さばきにも注目したい。

 展開としては、今春1400mを使われてきたマイタイザンの逃げが予想される。元々、中距離でも逃げて強さを発揮してきた馬が、短距離を使われたことで行きっぷりも良くなっているはず。その後ろにジンギやエイシンニシパといった有力馬が続くことを考えると、向正面で早めにレースが動く可能性も考えられる。そうなると、展開が向きそうな1頭がマイフォルテディープインパクト産駒の末脚が持ち味の馬で、2500mのオグリキャップ記念を勝っているように、1700mはやや短い気もするが、流れを味方につけられれば面白い存在。

 重賞10勝を挙げるエイシンニシパも7歳ながらまだまだ健在。前走・名港盃は展開のアヤもあって早め先頭に立つ形になったが、1、2着馬より道中は外々を回っての3着。ここでの巻き返しを狙う。

 姫山菊花賞は10月1日園田11R、16時05分発走予定。

(文:大恵陽子)

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