2020シーズンも、いよいよ佳境へーー。
本当に早いもので今シーズンも10月の開催に突入。その初日、1日(木)のメイン(最終)12Rは、1ヵ月後に迫った第1回
JBC2歳優駿JpnIIIと同じ<外回り1800m>で争われる「第20回
サンライズカップH1/発走20時35分」です。昨年までは「
北海道2歳優駿JpnIII」の
トライアル競走としてH2格付けで施行(2着馬まで優先出走権を付与)されていましたが、今季から
JBC2歳優駿JpnIIIの創設に伴い、1着賞金500万円の「H1」競走に昇格。ここから新たな歴史を刻んでいくことになります。
栄えある“
リニューアル初回”は、10頭立てながら本番の
JBC2歳優駿でも十分、勝ち負けを期待できるだろう好メンバーが集結。「Road to JBC」に組み込まれてはいないので優先出走権の設定はないものの、勝てば1着賞金500万円を加算できること、さらには過去の
サンライズカップの施行実績(歴代優勝馬=2013年
ハッピースプリント/2015年
タービランス/2016年
ヒガシウィルウィン/2017年
ヤマノファイト/2019年
ティーズダンク。錚々たる顔ぶれなんです!)からいっても、第1回
JBC2歳優駿JpnIIIへの出走はもちろん、上位人気の支持を受けることはほぼ間違いないでしょう。そうした観点からも非常に注目が高まるのが、この
サンライズカップH1ということになります。
ここまでにタイトル獲得の実績上位馬は
サイダイゲンカイ(
栄冠賞H2)一頭のみですが、それは1200m外回りでのもの。3F延長の1800m、そして夏から秋へと季節が進む中で著しい成長を遂げてきた逸材が出てくる可能性も十分でしょう。重賞に挑んだ前2戦でいずれも勝ち負けの
トランセンデンス(
ブリーダーズゴールドジュニアカップH1=3着、サッポロクラシックカップH2=2着)を筆頭に、同じ臨戦過程で2着→4着の
ノットリグレット(母は名牝
ノットオーソリティ)、サッポロクラシックカップH2で3着に差し込んだ
シビックドライヴ(ここまで挙げた4頭は、すべて
田中淳司厩舎所属。他に
シンタロウ、
ギガキングも含め計6頭がゲートイン)らは、いつ重賞初Vを決めても不思議ない素質馬たちですし、1700mに距離を延ばして以降、一気の3連勝で駒を進めてきた新星
ノートウォージーに
栄冠賞2着の実績上位
スティールグレート(ともに
角川秀樹厩舎)も勿論、勝ち負けできる素質を秘めた逸材です。
伏兵評価となりそうな他馬も含め、全10頭すべてに勝機を想像できる粒ぞろいのメンバー構成となった第1回
サンライズカップH1。発走時刻は20時35分です、お見逃しなく!
(文:ひだか応援隊)