「
スプリンターズS・G1」(4日、中山)
強い絆で結ばれている。
スプリンターズSに挑む
古川吉洋騎手(43)=栗東・フリー=と
ライトオンキュー(牡5歳、栗東・昆)。コンビ継続は10戦を数え、5勝、2着2回の好成績を残してきた。「ずっと強い馬だと認識している。この馬に対しては絶対的な信頼と自信がある」と主戦は胸を張る。
“名ス
プリンターになる器”。3勝クラスを勝った昨年3月中山の
船橋Sで、そう直感したという。「初めての千二でも楽について回って、直線も抜け出したからね」。能力や将来性の高さを確信した瞬間だった。前走のキーンランドCは2着に敗れたが、悲観していない。「この馬が一番しんどい競馬をしている。内の馬が外に出てきて、外へ外へと追いやられた」と分析し、「しっかりと脚を使う。常にワクワクさせてくれる馬」と大舞台で反撃を狙う。
新型コ
ロナウイルス感染拡大の影響で中止された春のドバイ参戦は、モレイラとコンビを組む予定だった。「それも巡り合わせ。自分が乗ってこの馬にG1を勝たせたい。そう思うのは当然だから」。97年阪神3歳牝馬Sの
アインブライドで決めたG1初制覇から23年-。信じる相棒と悲願達成を描く。(デイリースポーツ・井上達也)
提供:デイリースポーツ