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【京都大賞典】美浦レポート グローリーヴェイズ

ラジオNIKKEI
  • 2020年10月07日(水) 18時38分
 11日(日)に京都競馬場で行われる第55回京都大賞典(GII)に出走予定のグローリーヴェイズ(牡5歳、美浦・尾関知人厩舎)について、追い切り後の尾関知人調教師のコメントは以下の通り。

「今年の上半期に関しては失われた半年、という印象ですね。ドバイが中止で輸送だけになってしまって戻ってきましたが、競馬を走っていなかったので、疲れもなく無事に戻ってこられたと思っていました。ただ、(宝塚記念は)その中で変則的な臨戦過程になった上に、レース直前に突然の雨で馬場も悪くなって、周りの馬に影響を受けたのと久々でゲートの中でも落ち着かず、出遅れてしまったこともありました。1つだけではない原因の中で大敗してしまって、残念な結果でした。

 レース後は馬体に問題がないことをチェックして、いつも通りノーザンファーム天栄へ放牧に出して、休養から立ち上げて頂く形でした。戻って来てからも順調に乗り込めていましたが、いつもよりはちょっと帰ってきてからも硬さがあるかな...という印象でした。いつもの感じでしたが先週(1週前)にしっかりと追い切りをやって、最初の頃に感じていた硬さであったり、課題をクリアする中で状態もだいぶ上がってきました。

 あとは今週微調整と言うか、競馬に向けて気持ちの面で整えて行ければいいなという感じでした。前回時の追い切りが思っていたより速く動いた印象だったので、そのあたりの折り合いも気を付けて、直線で併せるような感じにしたいねと助手とも話していたのですが、その辺りも上手く乗ってくれました。今日はちょっとウッドチップが重かったのですが、その中でも良い反応をしていたと思います。見ている限りでは良い状態で臨めそうです。

 (去年と同じく京都大賞典が秋初戦ですが)去年は外にいた馬にアクシデント(落馬)があって、この馬も外枠で壁が作れなかった分で、今までになく掛かってしまったというレースでした。逆にそういう事があったので馬装を替えて、馬具も工夫して香港に挑めたという面もありましたが...。今年はこの馬が京都を現役で走るのはこれで最後になるかもしれないので、良い競馬が出来ればなと思っています。あとは春シーズンのうっ憤を晴らせるように走れれば良いですね。

 (あとはなるべく良い馬場で走れれば理想ですか?という問いに)もうこれは言ってもしょうがないですからね...。天気が怪しい所はありますが、開幕週ですし、何とか良い馬場で出来ればと思います。去年香港で勝って凄く高いレーティングを頂いたのですけど、なかなかその後はツキがない部分もありました。日本でこの馬の本当の実力を見て欲しい、と思いながらここまで来てしまいましたけれど、幸い今週から多少ですがお客さんにも入って頂けるので、他にGIを勝っているような馬もいますが、お互い素晴らしい競馬をお見せすることが出来れば、と思っています」

(取材:大関隼)

ラジオNIKKEI

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