10日に東京競馬場で行われるサウジアラビア
ロイヤルC(2歳・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、いちょうS(新設重賞)、サウジアラビア
ロイヤルC(重賞)として行われた14・15年もデータの集計対象とした。
また、今年は過去に好走例のある種牡馬の産駒が出走しないため、東京芝1600mの種牡馬成績(2歳限定)も参考にする。
ドゥラメンテ産駒のコース成績は「0-0-0-5」。現2歳世代が初年度産駒となる新種牡馬だが、
ディアマンテ―ル(1人気5着)、
セイウンブリスク(2人気5着)など、上位人気馬を含めて当該コースでは未だ好走例がない。同産駒からは上位人気と目される
キングストンボーイが出走予定。
同じく新種牡馬となる
モーリス産駒のコース成績は「0-2-0-3」。2着好走例は
ブエナベントゥーラ(
母ブエナビスタ)、
カランドゥーラ(
母ラストグルーヴ)、と話題の素質馬。同産駒として出走予定の
インフィナイトは、近親
ダンビュライトが16年サウジアラビア
ロイヤルCで2着に好走している。
キズナ産駒のコース成績は「2-1-0-15」。
フィオリキアリ、
ジュラメントの2頭が妙味を兼ね備えて勝利しており、単勝回収率は122%を記録している。ただし、未だ牡馬の好走例がない点は気になるところだ。同産駒からは
ダディーズビビッドが出走予定。
バゴ産駒のコース成績は「0-6-1-35」。3歳馬では
クロノジェネシスが同コースで行われた19年
クイーンCを制しているものの、2歳馬は下級条件を含めても未だ勝利例がない。同産駒からは
ステラヴェローチェが出走予定。
エピファネイア産駒のコース成績は「2-0-0-11」。勝つか負けるかハッキリした戦歴になっているものの、勝率においては出走する種牡馬のなかでは最高値を記録。同産駒からは
シティレインボーが出走予定。