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【秋の鞍予想】馬体戻ったステラモナーク、再び快進撃へ/NARレース展望

  • 2020年10月12日(月) 11時00分
 本日12日、名古屋競馬場で重賞・秋の鞍(1400m)が行われる。3歳馬による地方全国交流で、浦和1頭、川崎2頭、兵庫2頭の遠征馬を迎えた12頭立て。過去にはカツゲキキトキトポルタディソーニサムライドライブなど古馬になっても活躍する馬が勝っているレースだ。3歳馬同士の世代限定重賞も残り少なくなっており、好メンバーが揃った。

 中心はステラモナーク(兵庫)。後続を離してスイスイと逃げ、レース中盤からペースアップをして押し切る形がこの馬の勝ちパターンで、そういったレースをするようになって昨年末から今春にかけて5連勝(うち重賞4勝)を挙げた。その後、のじぎく賞は展開的にも厳しく5着、兵庫ダービーは2番手から一騎打ちに持ち込むも2着と敗れたが、夏を関西近郊牧場で過ごし、秋初戦となった9月の重賞・園田オータムトロフィーでは自身の勝ちパターンに持ち込んで完勝。のじぎく賞や兵庫ダービーの頃は正直、寂しく見せていたお腹周りも幾分かふっくらしていた。春に名古屋遠征でも勝っていることや、得意の1400mに戻る点からも主役の座は譲れないだろう。来月4日に控える大目標・楠賞(園田1400m)に向けていい流れをつくりたい。

 東海ダービー馬・ニュータウンガール(笠松)はダービー以降、勝ち星を挙げられてはいないものの、2走前の重賞・MRO金賞は石川ダービー馬・ハクサンアマゾネスとの一騎打ちを制したかに思えたところ、大外からフジヤマブシに差されて僅差の2着。前走・岐阜金賞は4コーナーでダルマワンサが来たのに呼応して追い出したものの、相手の脚色がよく追いつけず2着だった。両レースとも勝利にあと一歩届かない一因は抜け出すとソラを使う癖だろう。それゆえ、抜け出すタイミングなどが難しそうだが、昨年のマカオ遠征や今春の南関東への期間限定騎乗でブレイクした水野翔騎手の手綱さばきに期待したいところ。

 ヴァケーション(川崎)は2歳だった昨年、平和賞全日本2歳優駿と連勝した逸材。1400mは1年1カ月ぶりとなるが、好スタートから流れに乗って好位差しも十分ありそう。休み明け3走目で、状態アップも見込める。
また、岩手で重賞2勝を挙げて愛知に再転入のエイシンハルニレや、2連勝中のエストラード(浦和)、重賞2勝のミステリーベルン(川崎)なども上位候補か。
秋の鞍は10月12日名古屋11R、16時25分発走予定。

(文:大恵陽子)

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