秋華賞、
クラヴァシュドールが気になります。
「夏場は牧場で過ごして一旦楽をさせました。その後、
ローズSに向けて調整をしてきました。春よりいい状態ですね」と中内田師。
この
ローズSをひと叩きした効果もあって、馬体もハリがみられ、すごくいいかんじです!
さて。ただ、
クラヴァシュドールにはまだ課題が残っています。気持ちが一生懸命になってしまい過ぎる点です。
「メンタル面が成長してくれていれば、と思ったのですが。やはり
ローズSではイレ込みがありました。もう少し、競馬慣れしてくれればと思います。とにかくテンションを上げず、競馬で力を出すことを第一に考えています」(中内田師)
秋華賞の舞台は京都の内回り、芝2000m。初コースとなりますね。距離をもたせるためにもテンションをどう保つかは大きなポイントになるでしょう。久しぶりにお客様が入りますが、そのあたりが
クラヴァシュドールの精神面にどう影響を及ぼすのか、注目です。
「競馬が上手な馬なので、どこからでも競馬ができるのがこの馬の強みです。(京都内回り芝2000mは)ちょうどいいと思います。素材はいいものを持っていますから、あとは競馬場で結果を出すだけです」(中内田師)
(取材・文:花岡貴子)