「
菊花賞・G1」(25日、京都)
無敗三冠が懸かる
コントレイルが、過去10年で2勝をマークする好枠2枠3番をゲット。うち1勝は福永が
エピファネイアで挙げた13年で、主戦にとっても吉兆枠と言えるだろう。偉業達成へ、日に日にボルテージが上がってきた。
三冠達成へ、また一歩近づいた。
コントレイルが引き当てたのは内めの2枠3番。「良かったと思います」。第一声で枠を歓迎した矢作師は「特に気にしていなかったけど、18分の1で大外枠もあったわけだし。ユーイチが言うように、物理的にもコーナーまで短いので、内枠が有利なのは間違いない。(ゲートの)中もおとなしいし、奇数、偶数も関係ない」と大きくうなずいた。
2枠3番は13年
エピファネイア、16年
サトノダイヤモンドと、近10年で2勝を挙げている。とりわけ13年は福永にとって牡馬クラシック初戴冠となった一戦。これも吉兆と言っていいだろう。福永は「今のところ緊張もしていないし、いつも通り。順調に行ってくれたらそれでいい。枠はどこでもいいよ」と相棒に絶対的な信頼と自信を口にする。
無敗2冠馬は22日朝、90分の引き運動で体をほぐし、馬房では
リラックスした姿を見せた。金羅助手は「以前は1週前追い切りのあとにテンションが上がり、カイバも上がったけど、今はそんなこともない」と満足そう。常に心掛けてきたことが実を結び、高い能力にプラスαをもたらした。
「追い込まないようにやってきたし、それがこの馬に合っている。前走がダメージの少ない競馬だったことも大きい。落ち着きがある」と仕上げ人は胸を張る。史上初となる父子無敗三冠馬の誕生へ-。決戦の日を待つだけだ。
提供:デイリースポーツ