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【豪・コックスプレート】昨年の英ダービー1番人気サードラゴネットがG1初制覇、節目の第100回開催制す/海外競馬レース結果

  • 2020年10月24日(土) 20時40分
 その記念すべき開催を優勝したのは、アイルランドのA.オブライエン厩舎から移籍したサードラゴネット。

 10月24日、オーストラリアのムーニーバレー競馬場では総賞金500万豪ドルのG1・コックスプレート(芝・2040m)が行われた。

 昨年リスグラシューが見事に日本馬として初めての勝利を飾った伝統のレース、今年は記念すべき第100回開催を迎えた。

 その記念すべき開催を優勝したのは、グレン・ボス騎手騎乗のサードラゴネット。スタートは若干立ち遅れたが、ボス騎手は焦らずに中団後ろで折り合った。

 四角から馬群を縫うように順位を上げると、直線では圧倒的な脚を見せて最後は2着馬を1.25馬身差に離す完勝だった。

 同馬は前走までアイルランドのA.オブライエン厩舎に所属。デビュー2連勝で迎えた昨年のダービー(英G1)で1番人気に支持されたが、同レースは5着。以降も勝ち星から遠ざかっていたが、豪州への移籍初戦で待望のG1初制覇となった。

 2着はA.オブライエン厩舎のアーモリー。3着には1番人気に支持されていたロシアンキャメロットが入り、4着のムガトゥーまで、アイルランド生産馬が上位を独占する結果となった。

 2番人気に支持されていたアルカディアクイーンは終始スムーズさを欠き5着。ディープインパクト産駒のフィアースインパクトは後方から伸びるも6着だった。

 サードラゴネット鞍上のボス騎手は「信じられません、コックスプレートは自分にとっても本当に特別なレースです。これ以上ないくらいの完璧なレース運びが出来ました。この馬に関わったすべての関係者に感謝します。そして誰よりも家でこのレースを見ている、私の愛する家族に感謝したいです」とコックスプレート4勝目となる同騎手をしても興奮を抑えられない様子だった。

 同レースを初めて制覇したC.マー調教師は「コックスプレートを勝てたとは今でも信じられません…子供の頃から憧れていたレースだったので…まだこの馬を管理して2週間ほどですが、これほどの馬を預けてくれたオーナーに本当に感謝したいです」とコメント。

 こちらも、インタビューでは存在しない姉妹への感謝をするほど興奮を抑えられなかった。

(取材:川上鉱介)

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