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【海外競馬】伊G2勝利のミシェル騎手「一歩一歩着実に進歩していきたい」

  • 2020年10月27日(火) 13時29分
 現地時間25日にイタリア・ミラノのサンシーロ競馬場でジョッキークラブ大賞(3歳上・G2・芝2400m・7頭)が行われた。好スタートから先手を取ったM.ミシェル騎手騎乗の4番人気ヴァルデルベ(牡4)が直線入り口で後続を引き離し、道中後方待機から最内を突いて脚を伸ばす1番人気ネリウム(牡3、D.シールゲン騎手)に一旦並ばれるもゴール前で再度伸びてクビ差で優勝した。勝ちタイムは2分36秒1(不良)。中団から外目を通って進出した2番人気レッドヴァードン(セ7、O.ペリエ騎手)が6馬身差の3着。

M.ミシェル騎手のコメント】
「ヴァルデルベの調子が良いことは一目でわかりました。彼は闘志に溢れていました。スムーズにゲートを出てくれたので、彼を信頼して先手を取っていこうと決めました。

 最終コーナーで彼に深い息を入れさせたので直線入り口では手応えは抜群で、ここの直線は長い(約800m)ので徐々に追い出しました。残り250mで内から並ばれたときも彼の手応えからは慌てる必要はなく、最後の100mまで待ってステッキを持ち替えて追うと、グンと伸びて相手を捉えました。彼はこういう競り合いが大好きなんです。

 初めてG2を、しかもこんなに由緒あるレースを勝てて本当に幸せですし、誇らしいです。それを、この馬と一緒に勝てたのが何より嬉しい。私たちは一緒に成長してきたんです。オーナー、調教師、関係者の皆さまがそれを見守って下さり、任せて下さいました。心から感謝しています。(コロナのため)皆さまに直接ご覧いただくことができなかったんですが…。

 日本のファンの皆さまにこのニュースが届き、一緒に喜んで頂けたら嬉しいです。私は、一歩一歩着実に進歩していきたいと思っています。今年、日本に行って皆さまの前で騎乗できるかわかりませんが、そうなることを心から望んでいます」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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