31日に京都競馬場で行われる
スワンS(3歳上・GII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で3回の
ダイワメジャーと
マンハッタンカフェが続き、2回が
Frankel、
キングカメハメハとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-2-1-6」。14年
ミッキーアイル、16年
サトノアラジン、17年
サングレーザーの3頭が勝ち馬として名を連ねており、いずれも1・2人気の支持を得ていた実績馬でもあった。好走率においても驚異的な数値を記録しており、単純計算では2頭に1頭が馬券に絡んでいることになる。今年は上位人気と目される
サウンドキアラほか、
アルーシャ、
カツジ、
プロディガルサンの4頭が特別登録。
ダイワメジャー産駒は「1-2-0-10」。13年には
コパノリチャード(8人気1着)と
ダイワマッジョーレ(4人気2着)のワンツー決着となり、13頭立てながら1〜3人気が馬券圏外に敗れる波乱となった。また、14年には4人気の
サンライズメジャーが2人気馬とのハナ差の競り合いを制して2着になるなど、上位人気馬にとっては目の敵といえる存在かもしれない。今年は
アドマイヤマーズ、
ボンセルヴィーソの2頭が出走予定。
ロードカナロア産駒は「1-0-0-0」。昨年は京都巧者としても注目された
ダイアトニックが重賞初制覇を飾り、2着馬とはハナ差の接戦だったとはいえ、しっかり1人気に応えてみせた。今年は京都でGI勝ちのある
ステルヴィオが出走を予定しており、同産駒としての連覇がかかる。