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【天皇賞】アーモンドアイ 圧巻 美浦Wで直線鋭く貫禄の最先着!偉業へ態勢整った

デイリースポーツ
  • 2020年10月29日(木) 06時00分
 「天皇賞(秋)・G1」(11月1日、東京)

 主役の座を譲るつもりはない。史上最多の芝G1・8勝目を狙うアーモンドアイは28日、美浦Wで抜群の動きを披露した。態勢は万全。世代交代を狙うクロノジェネシスも栗東CWで好ムードを漂わせていた。また、春秋制覇を狙うフィエールマン、復活を目指すキセキも調整は順調だ。

 アーモンドアイが美浦Wで圧巻の動きを見せつけた。ロジスカーレット(5歳2勝クラス)、アンティシペイト(3歳3勝クラス)の2頭を前に見ながらスタート。向正面から徐々に差を詰めて行くと、直線では鋭く最内に潜り込む。ルメールがほんの少し促しただけで、シャープな反応。5F64秒9-37秒2-12秒3で貫禄の最先着を果たした。

 2週連続で騎乗した鞍上は「いい動きだった。状態はばっちり。3番手からスタートして、直線でいい脚を使ってくれた。先週よりもリラックスしていたし、スムーズだった。これでトップコンディションになった。馬体が太い感じもない」と自信の口ぶりだった。

 前走の安田記念は2着。主戦は「勝った馬が強かったこともあるし、初めての中2週で疲れがあったかもしれない」と敗因を分析。史上最多の芝G1・8勝目への挑戦については、「もうすごい馬だが、勝てばレジェンドホースになる。もう1回勝ちたい」とひたすら前を向いた。

 国枝師も「しまいの反応を見てくれとの指示だったが、反応は良かったとジョッキーも言ってくれた。5カ月の長い休み明けだが、いつも結果を出しているから大丈夫。2000メートルの方が競馬がしやすいし、ここまで無事にきたのだから(G1・8勝を)達成してほしい」と愛馬にエールを送った。

 何もやることは変わらない。これまでと同じように仕上げるだけだ。土曜日に東京競馬場へ移動して日曜日に備える予定。いつも通りの過程で偉業達成を目指す。

提供:デイリースポーツ

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