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【スワンS予想】得意舞台のサウンドキアラに期待

  • 2020年10月31日(土) 06時05分
 優勝馬にはマイルCSの優先出走が与えられるレースで、同レースの前哨戦という位置づけだが、過去10年でスワンS出走組のマイルCSの成績は1勝2着4回3着1回。マイルよりも1400mに適性のある馬を狙いたいレースで、過去10年間で1〜3番人気馬は9勝2着4回3着2回。17年には12番人気のヒルノデイバローが2着に粘りこんで波乱となったが、比較的堅調に収まるケースが多い。

 ◎サウンドキアラは今年に入って重賞3連勝。ヴィクトリアマイルも敗れたとはいえ勝ったのがアーモンドアイならば仕方のないところ。京都競馬場とは相性も良く8戦して6勝2着1回。京都の芝1400m戦に限れば2戦2勝と得意にしている。母のサウンドバリアーも1400mのフィリーズレビュー優勝馬。血統的にもマイラー色が濃く、どんな位置からでも鋭い決め手を発揮できるので、大崩れがない。

 ○ステルヴィオは、一昨年のマイルCS優勝馬。4代母がシンボリルドルフの全姉という血統で、母はクイーンC3着馬。春の京王杯スプリングCはレースの上りが33秒1で逃げたダノンスマッシュがそのまま押し切るレースだったが、しぶとく2着を確保した。ときおりスタートでミスがあるものの、これまでの実績が示すとおりにスピード能力はこのメンバーに入っても見劣るものではない。

 追い込み一手の▲スマートオーディンは昨春の阪急杯の優勝馬。3歳時には毎日杯京都新聞杯に勝ってダービー候補の1頭となった馬だが、脚部不安から復帰後は短い距離で瞬発力を生かす競馬を続けている。近3走はリステッドレースで入着すら果たしていないが、トップハンデを背負った安土城S、パラダイスSともにメンバー最速の上りタイムを繰り出し、今春の阪急杯もコンマ1秒差まで追い込んだ。末脚勝負比べになれば怖い1頭だ。

 重賞初勝利を狙う△アルーシャも調子は良さそうだ。パラダイスSを勝ち、京成杯AHは直線で不利を受けながらも最速の上りタイムで勝ち馬からコンマ4秒差。開幕週で逃げ、先行馬が残る展開だったことを考えれば評価できる内容だ。

 以前の△シヴァージはダートの先行馬だったが。芝に転じてからは末脚を生かす競馬に徹している。今年に入ってからの5戦は、5着だった高松宮記念含めすべて1200mの距離で最速の上りタイムを繰り出している。今回は1ハロンの延長が鍵になりそうだが、ダート時代にはマイルでの勝ち鞍もあり、むしろ向いているような印象も受ける。△カテドラルNHKマイルC3着馬。昨年のマイルCSでは後方からメンバー最速となる33秒4の末脚で追い込み、初の1400m戦となった前走で久しぶりの勝利を挙げた。その決め手は侮れない。

 最後にマイルG1競走3勝△アドマイヤマーズ。このレースよりも本番向きだとは思うが、その実績に敬意は表したい。

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