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【門別競馬情報】かつて圧倒Vの王者と同じ臨戦パターン!JRA2戦2勝馬タイセイアゲインの走りが特に注目。迎え撃つ地方9頭の走りも大いに楽しみ「第1回JBC2歳優駿JpnIII」/地方競馬情報

  • 2020年11月03日(火) 12時00分
 きょう3日(祝・火)門別グランシャリオナイター競馬9R(発走17時50分)で、記念すべき「第1回JBC2歳優駿JpnIII/1800m外回り」が行われる。長く生産界で待望されていたダートの祭典・JBC競走での「2歳カテゴリー」新設。その悲願が、JBC競走創設(第1回の施行は2001年10月31日・大井競馬場)からちょうど20回目となる記念開催の今年、馬産地に立する門別競馬場(日高町富川駒丘)で実現することとなりました。

 フルゲート14頭。JRA5頭、大井1頭、そして地元門別8頭が「初代JBC2歳王者」の栄誉を懸けて激突します。JRA勢で特に注目されるのは、5頭中ただ一頭の2勝馬にしてデビューから無敗の逸材・タイセイアゲインでしょう。デビュー戦(もしくは初のダート戦)で今回と同じ1800mを勝ち、2戦目の東京ダート1600mの500万円以下(現1勝クラス)を制した上での参戦は、このJBC2歳優駿JpnIIIの前身「北海道2歳優駿JpnIII」でタイトルをつかむ一番の王道パターン。

 この臨戦過程で北海道2歳優駿JpnIIIを制した歴代勝ち馬には、その時点で超大物候補と称されたオーブルチェフ(次戦で全日本2歳優駿JpnIも制覇)やエピカリスがいますし、また、北海道2歳優駿JpnIIIには出走しなかったものの、3戦目に選んだ全日本2歳優駿JpnIを快勝したルヴァンスレーヴの臨戦過程も、この「王道パターン」でした。1番人気の支持を受ける可能性が高そうなタイセイアゲインの走りには特に、全国から熱い視線が注がれることになりそうです。

 JRA勢は他の4頭も魅力いっぱいの好メンバー。昨年の北海道2歳優駿JpnIIIも、初年度産駒の牡馬キメラヴェリテが逃げ切り快勝を決めた大人気種牡馬キズナの牡駒プライムデイ、新種牡馬ドゥラメンテの初年度産駒で前走デビュー3戦目を逃げ切り圧勝のカズカポレイ、前走函館2歳S2着でスピード上位は明白なルーチェドーロ、前走デビュー4戦目の初ダート戦(中京1800m)を逃げ切り快勝レイニーデイと、どの馬がJBC2歳優駿JpnIII初代王者に輝いても驚けない好メンバーが揃った印象です。

 迎え撃つ地方勢9頭については前週の当欄でご紹介した通りですが、大井から参戦する2戦2勝馬カイカセンゲンは門別デビューの活躍牝馬カイカヨソウの牝駒ですし、地の利を活かせる門別勢8頭もそれぞれ強敵JRA&大井勢を倒せる素質を秘めた逸材揃い。17時50分のゲートインが、本当に待ち遠しいですね!

 馬産地・門別競馬場での記念すべき第1回「JBC2歳優駿JpnIII」。是非とも御注目ください!

(文:ひだか応援隊)

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