きょう3日(祝・火)門別
グランシャリオナイター競馬9R(発走17時50分)で、記念すべき「第1回
JBC2歳優駿JpnIII/1800m外回り」が行われる。長く生産界で待望されていたダートの祭典・JBC競走での「2歳カテゴリー」新設。その悲願が、JBC競走創設(第1回の施行は2001年10月31日・
大井競馬場)からちょうど20回目となる記念開催の今年、馬産地に立する
門別競馬場(日高町富川駒丘)で実現することとなりました。
フルゲート14頭。
JRA5頭、大井1頭、そして地元門別8頭が「初代JBC2歳王者」の栄誉を懸けて激突します。
JRA勢で特に注目されるのは、5頭中ただ一頭の2勝馬にしてデビューから無敗の逸材・
タイセイアゲインでしょう。デビュー戦(もしくは初のダート戦)で今回と同じ1800mを勝ち、2戦目の東京ダート1600mの500万円以下(現1勝クラス)を制した上での参戦は、この
JBC2歳優駿JpnIIIの前身「
北海道2歳優駿JpnIII」でタイトルをつかむ一番の王道パターン。
この臨戦過程で
北海道2歳優駿JpnIIIを制した歴代勝ち馬には、その時点で超大物候補と称された
オーブルチェフ(次戦で
全日本2歳優駿JpnIも制覇)や
エピカリスがいますし、また、
北海道2歳優駿JpnIIIには出走しなかったものの、3戦目に選んだ
全日本2歳優駿JpnIを快勝した
ルヴァンスレーヴの臨戦過程も、この「王道パターン」でした。1番人気の支持を受ける可能性が高そうな
タイセイアゲインの走りには特に、全国から熱い視線が注がれることになりそうです。
JRA勢は他の4頭も魅力いっぱいの好メンバー。昨年の
北海道2歳優駿JpnIIIも、初年度産駒の牡馬
キメラヴェリテが逃げ切り快勝を決めた大人気種牡馬
キズナの牡駒
プライムデイ、新種牡馬
ドゥラメンテの初年度産駒で前走デビュー3戦目を逃げ切り圧勝の
カズカポレイ、前走
函館2歳S2着でスピード上位は明白な
ルーチェドーロ、前走デビュー4戦目の初ダート戦(中京1800m)を逃げ切り快勝
レイニーデイと、どの馬が
JBC2歳優駿JpnIII初代王者に輝いても驚けない好メンバーが揃った印象です。
迎え撃つ地方勢9頭については前週の当欄でご紹介した通りですが、大井から参戦する2戦2勝馬
カイカセンゲンは門別デビューの活躍牝馬
カイカヨソウの牝駒ですし、地の利を活かせる門別勢8頭もそれぞれ強敵
JRA&大井勢を倒せる素質を秘めた逸材揃い。17時50分のゲートインが、本当に待ち遠しいですね!
馬産地・
門別競馬場での記念すべき第1回「
JBC2歳優駿JpnIII」。是非とも御注目ください!
(文:ひだか応援隊)