11月7日(土)に阪神競馬場で行われる
ファンタジーステークス(GIII)に出走予定の
メイケイエール(牝2、栗東・
武英智厩舎)について、追い切り後の
武英智調教師のコメントは以下の通り。
「(この2戦は)どちらも良いパフォーマンスでした。折り合いに難しいところがあるだけで、あとは完璧かなと思います。
(前走は)中1週で、(小倉から)栗東に帰して2度の輸送がありましたし、大型の台風が来ていましたし、不安材料の多い中で良い結果を出してくれて大した馬だなと思います。
ゲートはゆっくり出て折り合い重視の形になるのかなと思いましたが、前進気勢が強く、道中少し頭を上げるそぶりを見せていたので、伸びるのかな、という不安はありました。のびのびと走り出してからは良いス
トライドでした。完勝だったと思います。
(中間は)一度放牧に出してリフレッシュして、気持ち的にも良い状態で帰ってきました。前回に比べて余裕もありましたし、調整過程としては順調に来てると思います。先週が思ったより速かったので、今週は折り合い重視で時計が速くなりすぎない、オーバーワークを避けての調整になりました。折り合いは頭を少し上げるところがありましたが、調教パートナーの富田騎手が手の内に入れてくれてまして、見た目以上に掛かり方も大丈夫だと言っていて、ス
トライドがどこまで伸びるのか、という良い動きをしていました。
(距離が延びて)今年は阪神での開催で、最後は坂もありますから、道中の折り合いがカギかなと思います。暮れのGIに向けて、今回のレースが一番重要かな、と思っています。潜在能力は我々が思っている以上かな、と思っています。落ち着きは普段からあるのですが、まじめすぎるというか前進気勢があって、悪気はないので、そこをうまく殺さずに良い方向に調整していきたいと思います。
ここをパスして、(同じ
シラユキヒメの牝系である
ソダシと)無敗で戦えたらと思います。
エール自身は毎日頑張っていますので、あとは僕たちがうまく導いて勝ちに結び付けられたらと思っています。応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI