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アルゼンチン共和国杯・G2」(8日、東京)
誰よりも馬を信じていた。スワンSで約2年半ぶりの重賞Vを果たした
カツジ(牡5歳、栗東・池添兼)。16頭中、単勝143・7倍の11番人気だったが、担当の土屋均助手は「人気はみんながつけるものだから。追い切りも抜群で、もともと能力があるのは分かっていたしね。前走で千二を使ったのも良かった。何もかもがかみ合い、やっとスムーズな競馬ができた」と復活に喜びもひとしおだ。
今週はもう一頭の担当馬
メイショウテンゲン(牡4歳)が、
アルゼンチン共和国杯に出走する。「順調だね。以前は競馬でもフラフラするところがあったけど、体幹がしっかりしてきたのか、追ってからブレなくなった。全身を使って走れるようになった」と成長を実感する。19年
弥生賞Vは重馬場だったが、「決して雨は得意じゃないと思う。良馬場でもやれるところを見せたい」と意気込む。
自身初の担当馬による2週連続重賞Vが懸かる一戦。「そんなにうまいこといかんよ。勝ったら神懸かってるわ」と笑い飛ばしながら、「恥ずかしい競馬はしないと思う。今後、使いたいところに使えるように賞金加算してほしいね」とキッパリ。先輩の僚馬から得た勢いも追い風に変え、タイトル奪取を狙う。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ