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【みやこS】クリンチャー復活V!砂挑戦7度目で陣営の思い結実 2年9カ月ぶり美酒

デイリースポーツ
  • 2020年11月09日(月) 06時05分
 「みやこS・G3」(8日、阪神)

 京都競馬場が改修工事に入ったため、阪神競馬場での実施となった20年は、川田騎乗のクリンチャーが1番人気に応えた。ダートに転向して7戦目にして砂での初勝利。チャンピオンズC(12月6日・中京)の優先出走権を手にした。18年京都記念以来2年9カ月ぶりの復活劇は、芝&ダートでの重賞制覇となった。

 陣営の思いが実ったクリンチャーの復活Vだった。いつもより早めの3番手を追走。テン乗りの川田が、戦前から思い描いていた位置取りだった。積極的なレース運びに、先行勢はプレッシャーに押しつぶされて沈没。直線に入り、早々と先頭に立つと、力強い脚取りで後続を3馬身突き放す圧勝劇を演じた。鞍上は「たくさん映像を見て、この馬の特長を生かそうと思っていました。持久力にたけていると思い、こういう競馬を選択しました」としてやったりの表情だった。

 18年2月の京都記念V後は、同年秋に凱旋門賞(17着)へ挑戦。負担の大きい海外遠征の影響からか、帰国後は精彩を欠くレースが続いた。状況を打破すべく、陣営は今年から砂へシフトチェンジ。惜敗を重ねてきたが、久々の美酒を味わった。検量室前で出迎えた長谷川助手は「よく頑張ってくれた」と目にうっすらと光るものを浮かべながら、ねぎらいの言葉をかけた。

 宮本師は「うれしいですね。こんなにヘロヘロになるクリンチャーを久しぶりに見ました」と満面の笑み。次戦は「状態を見ながら」と明言を避けたが、優先出走権を得たチャンピオンズCが当然視野に入ることだろう。長いトンネルからようやく抜け出した6歳の古豪が、砂の王者を目指して再び加速し始めた。

提供:デイリースポーツ

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