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【デイリー杯2歳S展望】キャリアより素質を重視したい一戦、あの馬に期待

  • 2020年11月10日(火) 06時00分
 秋競馬最初の2歳重賞として10月に行われていたのが、14年に朝日杯FSの前哨戦として施行時期が11月に繰り下げられた。2歳重賞としては数少ないGIIで、後のGI馬を多く輩出してきた伝統の一戦ではあるが、同時期の2歳重賞にメンバーが分散するようになってからはやや重要性は薄れつつある。

1.前走の格は関係ない

 昨年は新潟2歳Sで2着だったペールエールが1番人気で3着に敗れ、前走新馬と未勝利だった馬がワンツー。また、17年は新潟2歳Sを勝って1番人気に推されたフロンティアが4着に敗れ、前走新馬の馬が馬券圏内を独占した。15年には3連勝中のシュウジを新馬勝ち直後だったエアスピネルが差し切った例もあり、素質があればキャリアの少なさは不問にしていい。

2.後半の脚が使えるか

 過去10年、前走の上がり3ハロンタイムが1位だった馬が連対率26.7%、2位だった馬が24.0%なのに対し、3位は12.5%、4〜5位は9.1%、6位以下は0.0%。後半の脚をしっかり使える馬が活躍する傾向にある。

3.ディープインパクト産駒の庭

 2010年1月から前開催までの約10年間に阪神芝マイルで行われた2歳戦の成績を、種牡馬の着別度数順で見てみると、父ディープインパクトの馬が圧倒的で連対率34.8%、複勝率48.7%。次点は父ハーツクライで連対率21.8%、複勝率33.3%。

 レッドベルオーブは前走外から来られて先頭に立つのが早くなったが、それにしても強い内容で完勝。従来の中京芝マイルの2歳レコードを1秒1も縮めて初勝利を飾った。昇級は関係なさそうで、少頭数ならここも勝ち負けだろう。

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