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【海外競馬】M.ミシェル騎手がドイツでの初勝利、5ヶ国で今年50勝

  • 2020年11月09日(月) 16時00分
 現地時間8日、ドイツのミュンヘン競馬場でバイエルン大賞(3歳上・G1・芝2400m・11頭)が行われ、馬群の後方でレースを進めた9番人気サニークイーン(牝3、R.ピエチュレク騎手)が、先に抜け出した1番人気トルクァートルタッソ(牡3、B.ムルザバイェフ騎手)をゴール前でわずかに差して優勝した。トルクァートルタッソがクビ差の2着。後方追走から最内を突いて伸びた2番人気ディカプリオ(牡3、A.シュタルケ騎手)が2馬身差の3着。ゴドルフィンの5番人気シークレットアドヴァイザー(セ6、W.ビュイック騎手)は直線一旦先頭も3馬身差の4着となった。

 M.ミシェル騎手騎乗の8番人気ヴァルデルベ(牡4)は、中団後方を追走も直線伸びず10着に敗れた。勝ちタイムは2分40秒94(重)。

 M.ミシェル騎手は、この日は他に2つのレースの騎乗があり、第5Rは13着に敗れたものの、メインレースの直後の第7Rでドイツ初勝利を挙げた。

 第7RゴリラミリオンズC(3歳上・芝1600m・7頭)は、2番手追走から直線先頭に立ったM.ミシェル騎手騎乗の4番人気ヴィチェンテ(牡4)が、3番手追走から内を突いて一旦は3馬身近く抜け出した1番人気マシュマロ(牝3、M.ペシュール騎手)を差し返して優勝した。マシュマロが2馬身差の2着。最後方から伸びたビースウィート(牡6、J.ボジュコ騎手)が10馬身差の3着となった。勝ちタイムは1分46秒55(重)。

 M.ミシェル騎手にとってこれが今年の50勝目となった。内訳はフランス16勝、日本(地方競馬)30勝、サウジアラビア1勝、イタリア2勝、ドイツ1勝。

M.ミシェル騎手のコメント】
「ヴァルデルベは頑張りました。馬場が思った以上に荒れていて、レースのペースも速く、彼にとっては難しい条件になりました。レース後、馬は無事でホッとしました。今年はこれで休養に入りますが、来年の再会が楽しみです。今回の経験は、私、馬、そしてチームにとって大変貴重なものになりました。

 今日は、私にとって素敵な日になりました。7Rの勝利は今年の50勝目だったんです。レース前、ヴィチェンテの調教師は、“感じたとおりに乗って”と言ってくれたので、速いペースでも積極的な競馬をしました。直線で相手が先に出たときも、馬の手応えがいいので落ち着いて待つことができました。

 ドイツでの騎乗は初めてでしたので、勝てて嬉しいです。未知の競馬に自分を合わせること。私はこれが大好きなんです。競馬は国ごとに競馬場ごとに大きく違います。芝も砂もダートも。新しいことを発見するのって、本当に楽しい。

 今年は、私にとって素晴らしい年になっています。G2、G3、リステッドを含む50勝を、5つの国で挙げたんですから」

(取材:高橋正和、編集:netkeiba)

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