15日に福島競馬場で行われる
福島記念(3歳上・GIII)の舞台となる福島芝2000m。このコースについて解説していく。
福島競馬場は1周距離が1600mで、これは
JRA全10場で最小となる。ゴール前の直線は292mで、これは3番目の短さだ。一般的にローカル場は「平坦・小回り」で一括りされることが多いが、この福島コースは高低差が1.9mあり、道中に複数のアップダウンがある。また、ゴール前直線にも1.2mの上り坂が待ち構えている。
4コーナー脇のポケットからのスタートで、初角となる1コーナーまでは500mほど。スタートから200mほど下り、そこから200mで1mほど上る。残り1600m地点から下りに転じると、2コーナーで最低部を迎え、そこから再び上りになる。向正面半ばから4コーナー半ばまで平坦コースを進み、残り400mから下り→上りでコール。
3回福島開催は前半4日間をAコース、後半2日間をBコースで行う。つまり、
福島記念は開催6日目かつBコース使用2日目ということになる。先週の開催はやや時計を要していた。Bコース替わりになっての傾向の変化をまずはしっかり見極めるべきだろう。
ただし、
福島記念は過去5年の連対馬10頭中8頭までが4コーナー3番手以内。少々ペースが上がろうとも、4コーナー3番手以内がVポジションだ。