「マイルCS・G1」(22日、阪神)
毎日王冠を快勝した3歳馬
サリオスは18日、新コンビのM・デムーロを背に美浦Wで3頭併せ。先行した
サトノバトラー(2歳新馬)、
セントレオナード(4歳3勝クラス)を追い掛ける形でスタート。スムーズに折り合って直線に入ると、内から2頭を並ぶ間もなくかわし、サトノには4馬身、セントには2馬身の先着を決めた。タイムも5F64秒5-36秒7-12秒1と文句なしだ。
ファーストコンタクトを済ませた鞍上は、「とても乗りやすかった。4コーナーでは自分でハミを取っていた。すごくいい馬ですね」と抜群の動きを絶賛した。動きを見守った堀師は「きょうはジョッキーに感触をつかんでもらいました。強めの予定でしたが、それにしても少し強くなってしまった印象で、このあとはしっかり疲れを取るように心掛けて調整していきたいです」と慎重な姿勢だったが、状態面に関しては不安は感じられなかった。
前走後は疲労を取るのに時間がかかり、5日の2週前追い切り前日には軽い疝痛(せんつう)があったものの、この日の動きを見る限り問題はなさそうだ。デビューから6戦4勝。敗戦は
コントレイルと戦った
皐月賞、
日本ダービーの2着2回だけ。しかも、マイル戦は3戦3勝と負けなし。トレーナーは「右回りの阪神コースはアドバンテージになる。ジョッキーには自信を持って乗ってもらいたい」と好走を約束した。
提供:デイリースポーツ