22日に阪神競馬場で行われる
マイルチャンピオンシップ(3歳上・GI・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、今年は開催日割の変更に伴い阪神芝1600mにて施行されるため、2019年以降の当該コース成績をデータの集計対象とした。
【枠順別成績(2019年以降)】
1枠 11-10-12-106 複勝率23.7% 複勝回収率65%
2枠 8-14-8-114 複勝率20.8% 複勝回収率69%
3枠 15-9-10-119 複勝率22.2% 複勝回収率91%
4枠 7-8-10-133 複勝率15.8% 複勝回収率39%
5枠 17-8-14-133 複勝率22.7% 複勝回収率102%
6枠 9-22-12-137 複勝率23.9% 複勝回収率81%
7枠 17-12-14-167 複勝率20.5% 複勝回収率82%
8枠 16-15-19-169 複勝率22.8% 複勝回収率76%
【古馬混合戦OP以上(2007年以降)】
1枠 11-2-5-77 複勝率18.9% 複勝回収率47%
2枠 5-7-4-84 複勝率16.0% 複勝回収率45%
3枠 3-6-5-89 複勝率13.6% 複勝回収率43%
4枠 8-8-10-85 複勝率23.4% 複勝回収率77%
5枠 7-8-6-93 複勝率18.4% 複勝回収率80%
6枠 10-10-14-82 複勝率29.3% 複勝回収率101%
7枠 10-12-9-109 複勝率22.1% 複勝回収率127%
8枠 9-10-10-119 複勝率19.6% 複勝回収率125%
まず、好走率の観点からは極端な有利不利は無きに等しく、いくらか劣勢に思える4枠においても19年
桜花賞で
グランアレグリアが4枠8番から勝利をつかんでいた。
一方で、回収率面では外枠ほど期待値が高くなっており、これは現行コースで行われたオープン以上の古馬混合戦でも同様の傾向がうかがえる。直近の該当レースは20年
中京記念となるが、18人気の
メイケイダイハードが7枠14番から勝利するほか、
ラセット(7枠13番・6人気2着)、
エントシャイデン(8枠18番・9人気3着)と7・8枠の人気薄が上位を独占していた。
ほか、20年
阪神牝馬Sの
ディメンシオン(5枠10番・11人気3着)、20年
六甲Sの
エントシャイデン(6枠9番・11人気3着)、19年リゲルSの
ストロングタイタン(7枠13番・10人気1着)および
キョウヘイ(6枠11番・12人気2着)など、やはり人気薄は外枠の方が台頭しやすいことを覚えておきたい。