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【東京スポーツ杯2歳S コース解説】ゆったりとしたコースで、上がり最速馬が大活躍

  • 2020年11月20日(金) 18時15分
 23日に行われる東京スポーツ杯2歳S(2歳・GIII)の舞台となる東京芝1800m。このコースについて解説していく。

 東京競馬場の芝コースは左回りで1周距離2083.1m。これは新潟競馬場に次ぐ広さで、ゴール前直線も525.9m、幅員は最大41mと、まさにチャンピオン決定戦にふさわしいコースだ。広い幅員を生かし、A〜Dのコースを使い分けることによって馬場の傷みの分散化を図っている。

 東京芝1800mは1〜2コーナーの間にあるポケットからのスタート。斜めに走って向正面に合流する。合流地点までは150mほどしかなく、外枠の馬は競馬が難しい。3コーナー手前で緩やかに上り、再度3〜4コーナーは下り坂になる。最後の直線は525.9m。残り480m地点から260m地点にかけて、高低差2mの上り坂が待ち構えている。坂を上りきってからはほぼ平坦。

 コーナー3つの変則的なコースで、最初の2コーナーは32度で進行方向を変えるだけ。実際は「ワンターン」のコース設定に近い。初角で先行争いが落ち着き、そこから3コーナーまでは距離があるため、前半のペースが上がりにくいのが特徴。結果として、究極の瞬発力勝負になることも少なくない。

 東京スポーツ杯2歳Sも例外ではなく、「直近5年」で上がり1位を記録した馬3-2-0-0とパーフェクト連対を果たしている。昨年のコントレイルは上がり33.1秒、15年のスマートオーディンは上がり32.9秒と極限レベルの末脚を使っていた。

 東京スポーツ杯2歳Sは5回東京開催の7日目。4回東京は前半6日間をAコース、後半2日間をBコースで行い、5回東京は前半4日間をBコース、後半5日間をCコースで行う。つまり、東京スポーツ杯2歳Sは連続開催15日目かつCコース替わり3日目ということになる。

 今秋の東京芝コースは雨の影響もあり、時計は要し気味。外からの差しが決まっている。Cコースに替わるが、Aコース→Bコースの際も外伸びの傾向に変化は見られなかった。3日間開催の3日目ということもあり、外が伸びる馬場を想定するのが自然だろう。素直に末脚重視で臨みたい。

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