下半期の最強マイラー決定戦。この路線の常連勢はもちろん、ス
プリント戦線、3歳牡馬クラシック戦線、3歳牝馬クラシック戦線など、さまざまなカテゴリーから実績馬が集結する難解な一戦です。現役調教師の通算成績を見ると、
藤沢和雄調教師が4勝、
音無秀孝調教師が3勝、
上原博之調教師、
西園正都調教師が2勝をマークしています。
今年は、今年度
JRAリーディング2位(着度数順・11月15日終了時点。以下同)、昨年度
JRAリーディング14位の
友道康夫厩舎から
アドマイヤマーズが、今年度3位、昨年度3位の
堀宣行厩舎から
サリオスが、今年度6位、昨年度5位の
藤沢和雄厩舎から
グランアレグリアがエントリーしてきました。
厩舎必勝パターンの予想バイブルは、過去3年の厩舎データをもとに「場所(競馬場)」「条件(クラス)」「ローテーション」「騎乗予定騎手」を踏まえた総合的な観点から全登録馬を評価し、そのなかから、とくに注目すべき馬を抽出。馬券検討を強力にサポートする画期的な予想ツールです。
今回はGIを連勝中の
グランアレグリア、前走の
毎日王冠を快勝した
サリオス、昨年の優勝馬
インディチャンプなどに人気が集まりそう。本稿ではそのなかから、
サリオスの評価および解説を公開します。
【注目馬評価】
■馬名:
サリオス■調教師:
堀宣行■騎手:
M.デムーロ■間隔:6
■場所:×
■条件:×
■ローテ:◎
■騎手:◎
※評価基準
【◎】複勝率が一定の水準(33.3%)以上である。高く評価していい。
【▲】複勝率は一定の水準(33.3%)未満にとどまっているが、集計対象レース全体における当該調教師の複勝率は上回っている。人気薄の馬に限り、強調材料と見ていい。
【×】複勝率が一定の水準(33.3%)未満であり、なおかつ集計対象レース全体における当該調教師の複勝率も下回っている。評価を下げたい。
【注目馬解説】
堀宣行調教師は阪神のレースで複勝率21.1%、複勝回収値37円。この馬自身が昨年の
朝日杯FSを勝っているものの、近年は京都を含む関西への遠征であまり結果が出ていない。また、(平地)オープンのレースも複勝率25.5%、複勝回収値73円と今ひとつ。人気を集めてしまいそうな今回は過信禁物と見るべきだろう。
記事本文では、「厩舎パターン式出馬表」として全登録馬の評価を公開中。また、上記以外にも3頭の注目馬解説を収録しました。「調教師&騎手別評価」も見逃せません! 出走全頭の厩舎必勝パターンは以下よりご覧いただけます。