2018年の
ニュージーランドトロフィーを勝った実績のある
カツジが、2020年の
スワンSで1年半ぶりに勝ち星を挙げました。新聞の見出しには“
カツジ、復活”の文字が躍っていたけど…
カツジが勝てないときも取材してきた筆者からみると、復活というよりは担当の土屋助手がいうとおり「ちぐはぐが続いていたけど、やっと何もかもが噛み合った」印象でした。
「前走はたしかに久しぶりの勝利だったけれど、いつもと変わらずにその時にできるかぎり能力を発揮できるように仕上げてレースに臨んだだけ。追い切りは抜群によかったし、何もかもが噛み合ったかんじです」(土屋助手)
土屋助手からはデビューの前から「この馬でGIをとりたい」と聞いていたので、GII勝ちはあくまでも
ステップ。やはりGIで結果を出して欲しいな、と思います。
「
スワンSのあとも順調、変わらずにきています。馬のリズムを大事にしながら頑張ってくれたら、と思います」(土屋助手)
(取材・文:花岡貴子)