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【ジャパンC】マカヒキ復調気配!初コンビの三浦皇成「乗ったら全然違った」/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2020年11月25日(水) 18時01分
 2016年の日本ダービーを最後に、国内での勝ち星から遠ざかっているマカヒキ。若いころは上がり33秒台の末脚を連発し、瞬発力で他馬を圧倒するイメージだったが、古馬になってからは少々イメージが変わってきた。

「速球派」の投手がベテランになり、「技巧派」にシフトチェンジしていくように、スパッと切れるというよりは、長く脚を使う印象が強くなっていたが…。

 1週前追い切りは、そのイメージをいい意味で裏切るものだった。新コンビを組む三浦が美浦から駆けつけて行われたウッド3頭併せは、最内から反応良く抜け出して3馬身差最先着(6ハロン80.4-11.9秒)。

 見届けた友道調教師は「前は重厚感のある走りだったけど、今回は軽い感じのフットワークだった。ジョッキーもズブくなっているというイメージを持っていたみたいだけど“乗ったら全然違った”と」。これまでのマカヒキとは違う感触を得たという。

 この変化の理由についてトレーナーは「去年と比べて特に何かを変えたわけではないんだけど」と前置きしつつ、「ひとつだけ違うのは夏場を北海道で過ごしたこと。思い当たるとすれば、そこかな」と続けた。

 8月の札幌記念を直前で回避。そのまま夏を涼しい北海道で過ごしたことが、マカヒキに好影響を与えた可能性があるという。

「当時は追い切り後の雰囲気や表情がいつもと違っていたので回避を決めたんだけどね。すぐに馬は元気になったし、異常も見つからなかった」と振り返る。

 8か月ぶりの復帰戦は“想定外の臨戦過程”。本来なら不安材料になるはずが、むしろプラスに作用する可能性があるのだから、やはり競馬は面白い。

「若いころの感じが戻ってきた?そうだね。今は馬に若さがあって、前進気勢もある。具合の良さを感じるよ」

 長らく雌伏の時を過ごしてきたダービー馬がここにきて復調ムード。サトノダイヤモンドとの火の出るようなデッドヒートをハナ差で制したダービーの豪脚が、同じ府中の2400メートルで4年ぶりによみがえれば…。3冠馬にばかり視線が集まる今年のジャパンC(29日、東京芝2400メートル)だが、マカヒキの復活劇にも注目していただきたい。

(栗東の馼王野郎・西谷哲生)

東京スポーツ

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