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【ジャパンカップ】栗東レポート デアリングタクト(杉山調教師)

ラジオNIKKEI
  • 2020年11月25日(水) 20時50分
11月29日(日)に東京競馬場で行われるジャパンカップ(GI)に出走予定のデアリングタクト(牝3、栗東・杉山晴紀厩舎)について、追い切り後の杉山晴紀調教師のコメントは以下の通り。

「(秋華賞は)3冠に挑戦する形でしたが、松山騎手も京都の内回りに合わせた乗り方をしっかりしてくれて、何とか勝ち切ることができてホッとしています。

(今回の)中5週は、桜花賞からオークスまでと同じということで、春先の調整を踏襲する形で進めてきました。入厩後、2週前追い切りは水曜と日曜に坂路で55〜56秒のところを乗ったんですが、1週前はCウッドで松山騎手にしっかり負荷をかけるために身体を動かしてもらいました。今日に至るまで順調に来ています。

秋華賞前も感じましたが、夏を越して馬体重もそうですが、身体つきが大きくなって、そのあたりの成長は感じています。
オークス前と同様、今日は松山騎手が騎乗して坂路で、(松山騎手には)「速くなりすぎない程度に、秋華賞前、オークス前と同じように乗ってきたら良いよ」と伝えました。15秒、14秒で入って、終いは馬なりで、思ったような調教でした。1週前で負荷をかけて、今週は輸送もありますので「54、55秒くらいの時計で良いよ」と伝えていました。

中間は順調に来ていて、気になるところも全くないです。相変わらず飼葉もしっかり食べてくれますし、馬体重も480キロ前後をキープしてくれていますし、思った通り今のところは順調に調整できています。

(東京芝2400メートルは)どのレースでも強い競馬をしてきてくれていますが、道中はマークに遭ってスムーズとはいえない内容で、直線は外に出そうとして蓋をされたりして、その中でしっかり勝ち切ることができたオークスが一番強い競馬をしたと思っています。この条件はこの馬に合っているのではないかと思います。

今まで3歳牝馬限定というカテゴリーで強い競馬をしてきたわけですが、年長馬、チャンピオンホースに挑むことになるわけで、恥ずかしくない状態でレースに臨めると思っています。

オークスの時は思ったより内枠でマークに遭ってしまったので、真ん中くらいの枠が良いなと思っていますが、松山騎手が枠なりの競馬をしてくれると思っていますし、(枠順は)心配していません。

無敗で牡馬3冠を達成したコントレイルは、過去の無敗で3冠を達成した馬を見ても歴史的な名馬ですし、強いのは分かっています。アーモンドアイは長年、日本の競馬を背負ってきている、今の日本を代表する馬です。個人的にはデアリングタクトが挑戦する、という認識で考えています。

(デアリングタクトは)開業して間もない厩舎に来てくれたんですが、神様からの授かりものだと感じています。まだ厩舎もこれからですし、デアリングタクトもこれから強くなっていくと思います。デアリングタクトと一緒に強い馬づくりがもっと出来ていけたらと思っています。

ジャパンカップは日本を代表するGIレースです。コントレイルアーモンドアイという強い馬が出走するわけですけれども、ほかの馬も含めてジャパンカップの格に挑戦する、という気持ちでいます。秋華賞より強いデアリングタクトを見せることが出来るように競馬の日までしっかりと調整していきます。応援のほどよろしくお願いします」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI

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