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【ジャパンカップ】栗東レポート コントレイル(矢作調教師)

ラジオNIKKEI
  • 2020年11月25日(水) 21時09分
11月29日(日)に東京競馬場で行われるジャパンカップ(GI)に出走予定のコントレイル(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)について、追い切り後の矢作芳人調教師のコメントは以下の通り。

「(菊花賞は)距離的に向いていないレースということで、道中の折り合いも苦労しました。今までにはなかった、苦戦したレースだと思いますが、その中で勝ち切った、抜かせなかったことで改めて、強い馬だなと再認識しました。ダメージは普通にありましたね。3000メートルをあれだけ走って、一生懸命走ったことのない馬がおそらく初めて一生懸命走ったと思いますから。その時点では、どうしてもジャパンカップに使いたいというこだわりはありませんでした。

11月5日に大山ヒルズへ見に行って、馬の状態を確認して、牧場側とよく話をしたところ、回復したと、自分の見た目にもそう思ったので、その時点でオーナーと相談して、ジャパンカップに行こうと決めました。

先々週の日曜に坂路で時計を出して、先週は併せ馬でしっかり負荷をかけるという過程を踏んでいます。初めて遅れたということで、その点も多少気になったんですが、あとで分析すると、相手も走る馬なのと、時計、心肺の数値、息の入りから、(併せ馬で)遅れたこと自体はそれほど気にすることはないな、と思いました。

やはり、先週の時点で追い切りの遅れよりも、自分が気になったのは馬体の張りで、体重の割にもうひとつ張りが足りないなと感じましたし、福永くんも物足りなさを感じていたようなので、その後、先週金曜のゲート練習、日曜の左回りで半マイルの15−14という過程の中で、馬が良くなって戻ってきた感触があったので、上昇度、良くなってきた感触を確かめてもらいたくて、昨日、今日と福永騎手を乗せました。

(今日の追い切りは)素晴らしいと思いました。本当に良くなっていると思いました。馬の張りもほぼ戻りましたし、1週前の状態から今日の状態は考えられなかったんですが、それだけ上がってくるというのがコントレイルなのかな、と思います。

常々明言しているように彼の適性距離は2000メートルだと思っています。しかし、ダービーであの勝ち方をしていますし、左回りのパフォーマンスが非常に良いということで、彼の適性の範囲内だと思って、距離を言い訳にする気はないです。

(年長馬が相手になりますが、という質問に)そうですね。そのあたりの力関係が測れないし、かなり強い馬が古馬にもいますし、何とも言えないなと思っています。

(アーモンドアイデアリングタクトとの対戦が実現して)うれしいですね。それによって、競馬を愛する人たちが盛り上がってくれることが何よりうれしいですし、やはり相手にとって不足なしというか、素晴らしいメンバーなので万全に仕上げたい、その気持ちだけです。

普段は内枠有利のレースですが、今年の東京の馬場は特殊なので内枠有利とも思えませんし、枠順についてはあまり気にしていません。展開は福永くんにお任せします。

3冠馬ですから(年度代表馬を)獲れると思っていますが、何よりの名誉の賞ですから獲りたいと強く思っています。

このレースが今年最後になると思いますが、(今年は)緊張の1年でしたね。手のかからない馬ですから仕上げやすさはあったと思いますが、それよりは人気というプレッシャー、重圧は感じていました。

21世紀最高のメンバーがそろったレースだと思っています。相手にとって不足なし、しっかり仕上げて良い結果を得たいと思っています。皆さん、応援よろしくお願いします」

(取材:山本直)

ラジオNIKKEI

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