29日に東京競馬場で行われる
ジャパンカップ(3歳上・GI・芝2400m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる8回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で5回の
ハーツクライが続き、4回が
キングカメハメハとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-3-2-16」。種牡馬としての3勝は
サンデーサイレンスと並ぶ最多タイ記録。12・13年と
ジェンティルドンナが
ジャパンC史上初となる連覇を達成するほか、15年には4人気
ショウナンパンドラと7人気
ラストインパクトが人気薄ながらワンツー決着を果たしている。今年は
カレンブーケドール、
グローリーヴェイズ、
コントレイル、
マカヒキ、
ワールドプレミアの5頭が出走予定。
ロードカナロア産駒は「1-0-0-0」。18年に
アーモンドアイが日本レコードを更新するタイムで快勝。東京芝2400mは下級条件を含めると「3-0-1-2-2-1」という成績で、意外にも掲示板を外した馬は1頭しかいない。今年は
アーモンドアイが出走予定。
初出走となる
エピファネイア産駒は
デアリングタクトが上位人気と目される。同産駒のコース成績は「2-3-1-6」、延べ12頭のうち11頭が人気以上の着順で入線しており、連対率および複勝率は出走する種牡馬のなかでも最高値を記録。また、
エピファネイア自身も14年
ジャパンCを制した実績を持つ。
ルーラーシップ産駒は「0-1-0-2」。18年2着の
キセキは日本レコード樹立の立役者と言っても過言ではなく、外連味のない逃げで堂々たる結果を残した。なお、下級条件を含めたコース成績では、勝率・連対率・複勝率のすべてにおいて同産駒の全成績を約10%上回る得意舞台だ。今年は
キセキが出走予定。