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【京阪杯予想】フィアーノロマーノ 得意な舞台で変わり身に期待したい

  • 2020年11月29日(日) 06時04分
 2006年から芝1200mで行われるようになり、2014年からはジャパンカップとともに最終競走に組み入れられている。別定重賞戦だが過去10年間で1〜2番人気馬は5勝2着2回と波乱含みの1戦だ。今年は、京都競馬場の改修工事のために阪神競馬場で行われることになったのがポイント。スプリント適性はもちろん、コース適性も重要視したい。

フィアーノロマーノは阪神コースで4戦して2勝2着2回。ただし、これまではマイル前後の距離を中心に使われており、スプリント戦は今夏の函館スプリントS4着と、キーンランドC10着のみ。不良馬場に近い状態で行われたキーンランドCを参考外とすれば、函館スプリントSの内容は悪いものではなかった。父は短距離王国豪州のチャンピオンスプリンターで、シャトル先の欧州では中距離馬もだしているが、基本はスピードだ。スプリント路線に矛先を変えて3戦目。そろそろペースにも慣れる頃で、得意な舞台で変わり身に期待したい。

 ○アンヴァルは、7月に同じ舞台で行われたCBC賞の2着馬。それまでは阪神コースでは良いところがなかったものの、ハイペースを追いかけて粘り通したレース内容は悪いものではなく、前走の北九州記念では外枠ということもあって後方待機策から4着にまで追い上げ、一皮むけた印象がある。どんな位置からでも競馬ができる馬だが、今回の枠順なら正攻法の競馬を見せてくれそうだ。

 上昇味あふれるのは、最優秀短距離馬を両親に持っている▲カレンモエ。デビューからスプリント戦以外は使われておらず、8戦4勝2着1回3着2回。未だに掲示板を外したことがない堅実派だ。阪神コースは初めてで、今回は相手が大幅に強化されるが、ハイペースを追いかけた前々走は勝ちに等しい内容で、前走もまだ余裕があった。この枠なら自分の競馬ができそうだ。

 スプリンターズSでスピード決着にめどを立てた△レッドアンシェル、強烈な決め手を持っている△シヴァージ、前走のオパールSで初めて経験する1200m戦に対応できた△リバティハイツ、最後に△ロードアクアの名前をあげておきたい。

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