先週のジャパンCを
アーモンドアイで制し、目下JRA・G1を3週連続勝利中(実施機会4連勝)と無双状態の
クリストフ・ルメール騎手(41)=栗東・フリー=にとって、今週も記録ずくめの週末となりそうだ。
重賞でコンビを組むのは
ステイヤーズSが
ポンデザール、チャンピオンズCが
カフェファラオと、ともにVを意識できる有力馬。どちらかを勝てば、98年に
武豊が記録した6週連続重賞VのJRA記録に並び、またG1Vなら今年9勝目で、自身の持つ年間最多勝記録を更新する。
「素晴らしい。ケガも騎乗停止もなく、すごくいい1年。毎週G1で大チャンスの馬に乗っていますね。全部いい状態でトップパフォーマンスができています」と相棒、そして関係者に感謝する。
“ライフホース”と形容した盟友
アーモンドアイのラストランも勝利で飾り、「彼女は特別で永遠に忘れられない馬。ただ、さみしいけど、これも騎手人生だから」と、次なる栄冠を見据えている。
カフェファラオは、前走の
シリウスSで古馬を撃破。「
クリソベリルはモンスターだけど、パワーアップしていたらチャンスはある」と意気込む。天井知らずの活躍ぶりを見せる仏の名手がまた、新たな金字塔を打ち立てるか-。(デイリースポーツ・大西修平)
提供:デイリースポーツ