先週の
ジャパンCは後世まで語り継がれる芝の王者決定戦だったが、明日はダート王決定戦の
チャンピオンズCが行われる。今年の秋GIはすべて1番人気が勝利しており、今回は国内無敗の
クリソベリルが圧倒的人気になっている。
1番人気が勝つ可能性が高いことは認めつつも、2、3着に穴馬を絡めて好配当を狙う競馬ファンは多いのではないだろうか。ダートGIということで、地方
大井競馬場で40年以上場立ち予想士としてファンに予想を売り続ける吉冨隆安氏に話をうかがった。
「ダートGIというと、芝のそれより格下に見られることがある。確かに、先週の
ジャパンCは3強がそれぞれ持てる力を発揮したことだろう。しかし、芝のレースは馬券投資には本来、向いていない。コース替わり、同じ良馬場でも芝の損傷など目まぐるしく変わるからだ。
馬券で勝つということを突き詰めれば、知力と精神力の勝負であると答えることにしている。では、競馬における知力とは何か。それはレース選択と券種の選択だ。決して、学力でも資本力の多寡でもない。馬券で勝つということにこだわるならば、芝のレースよりも馬場差などが少ないダートのほうが投資に向く。
だいたい、この国が追随しているアメリカを見てみればいい。アメリカじゃ、ダートが芝よりも上なのだ。歴史を振り返ってみても欧州の芝GIを勝った馬は何頭かいるものの、アメリカのダートGIでは歯が立たない。砂質が違うということは横に置いておくが、ダートが芝に劣っているというのは間違いだ。
チャンピオンズCはそういった意味で、超ハイレベルなメンバー構成。先週の
ジャパンCに劣らない、迫力のあるレースを見せてくれることだろう」
吉冨氏が考えるには、
チャンピオンズCも先週の
ジャパンC並みのハイレベルなメンバーとのこと。レースは2番人気
カフェファラオ、3番人気
ゴールドドリームも加えた上位人気3頭による熱戦になるだろう。つまり、今週の
チャンピオンズCも無謀な穴狙いよりは人気馬を厚く買うほうが吉とでそうである。
国内無敗を誇る
クリソベリルの牙城は、今年こそ崩せるのか?
チャンピオンズCをnige、吉冨隆安というダートのスペシャリストがさまざまな観点から攻略。さらに調教捜査官・井内利彰は追い切りの様子を
ジャッジ。以下よりご覧いただき、ぜひとも皆様の予想にお役立てください。