「チャレンジC・G3」(5日、阪神)
連勝は止まらない。1番人気に支持された
レイパパレが、無敗継続のV5で重賞初制覇を決めた。“挑戦”と位置づけた一戦は、初めての2000メートルと4つのコーナーが課題だった。「返し馬から気持ちが入り過ぎて、兄さんやお母さんの血が出てきたなという感じでした」。川田がレース前に感じた通り、難しいミッションになった。
行きたがるのを鞍上がなだめながら。それでも4角先頭から加速し、後続馬を封じ込んだ。ただ、手放しでは喜べない。主戦は「何とか我慢させよう、と言い聞かせながらの道中でした。能力が高いのは間違いないですが、コントロールは非常に難しくなっています。2000メートルを勝てはしましたが、その対応が今後の課題だと思います」と成長を望んだ。
母シェルズレイや全兄
シャイニングレイに関わった高野師にとっては格別の勝利。「馬も頑張ってくれたし、騎手も一生懸命、勝てる競馬に持って行ってくれて感謝しています」とホッとした様子。ただ、この先については鞍上と同じ思いを抱く。「お母さんもハミの取り方が難しかったので、改めて難しい面を認識しました。きょうのレースを見て“どのレースでもいい”とはとても言えません」。連勝をどこまで伸ばすのか。今後のプランは未定でも、無敗の3歳牝馬は課題を越えてさらに強さを増すことだろう。
提供:デイリースポーツ